民間が「正しく」なかった大阪市の事例

「公務員が悪い」論が、いかに正しくないか

かつて大阪市営バスは運転手の賃金が高いとして、民間並みに引き下げようとしました。

大阪市交通局、バス運転手給与38%減を検討 - 日本経済新聞

大阪市交通局が市バス運転手の平均年収(約739万円)を4月から38%減の約460万円とする給与カット案を検討していることが27日、交通局への取材で分かった。
(中略)
運転手の年収は在阪の民間バス大手5社の平均(約544万円)に比べて高い。

[B! 行政] 市バス運転手の年収38%減、橋下市長に提示へ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[B! 行政] 大阪市:市営バス運転手の給与4割削減へ 労組の反発必至 - 毎日jp(毎日新聞)



実際は民間が低すぎただけだった。
残業代が多い特殊な業種

単に長時間労働だったので結果的に高い年収になっていただけであり、実際は民間が安すぎただけ
バスの運転手は、年間の“残業時間”が平均492時間と他の職業に比べて、3倍長い一方、平均賃金が448万円と1割ほど少ないというデータ(厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査)
https://twitter.com/4BPntlA9VgxtzZB/status/1253823893338378242

残業代だけで月30万円という事例。

その通りです。残業は横浜時には78時間、東京では45時間やってました。先輩たちの月給から計算し結果的に残業代が月に30万円近くなっただけですもんね。これを理解していない橋下、一般市民からのバッシングが酷いもんです。
https://twitter.com/o6lyyPzL9L1Wzdf/status/1253832370156785665

安すぎて人手が集まらないという記事。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180622/k10011489141000.html

バスの運転手は、年間の“残業時間”が平均492時間と他の職業に比べて、3倍長い一方、平均賃金が448万円と1割ほど少ないというデータもあります。(厚生労働省 平成28年賃金構造基本統計調査)

これまで多くのバス会社が地方の赤字路線を維持しようと運転手の賃金を抑えてやりくりしてきましたが、これが、人が集まらない要因になっているといいます。

拘束時間という謎の仕組み。昼間の時間は給与に入らない。

調べてみると、バス業界では、バスの便が多い、早朝と夕方の時間帯に1人でも多くの運転手を確保するために、便数が少ない昼間の時間帯に“中休み”と呼ばれる「長時間の休憩」を設ける会社が珍しくないのです。

休憩と勤務時間を合わせたものが“拘束時間”で1日に16時間近くに上ることも少なくないといいます。“中休み”などは、多くの会社で賃金が支払われていないようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011600751000.html

大阪の例は、まず赤字路線を潰すことを想定して、そのつゆ払いとして運転手の給与を減らしたのだと思う。住民に納得させるための生け贄。合意形成のためのトリック。本質は赤字バス路線の廃止。市営地下鉄も同じ系譜になる。民営化とは利益のない住民を切り捨てることである。

公営でも民営でも経営とは関係が無い。儲からない地域というのがある。現に民営化されたJR北海道は廃止の危機で、民営でも上手くいかないのでる。赤字と公務員は関係が無いのである。


男女差別をここまではっきりと書くとは

子育てや家事との両立がしやすいよう早朝や深夜の勤務のない路線を女性運転手に優先的に担当させたりと
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180622/k10011489141000.html

仙台市


大阪市

国の調査では路線バスを運行する246事業者のうち、およそ64%の157の事業者が赤字でした(平成28年国土交通省まとめ、30台以上の車両保有)。

特に地方は赤字が深刻で、東京や大阪、名古屋などの大都市部を除くと、165の事業者のうち136事業者、実におよそ82%にまで跳ね上がります。これはバス会社が郊外の利用者が少ない路線でもバスを運行しているから。公共交通として、利用者が少なくても、採算性ばかりを重視するわけにはいかないからです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011600751000.html

バス運転士不足解消へ 意識改革に主眼「塾」始動 京成グループ社員ら受講 - 千葉日報 | This Kiji


深刻なバスの運転士不足に歯止めをかけようと、プロ意識や職業に対する誇りといった意識改革に主眼を置いたユニークな取り組み「運転士道塾」が始動した。京成バス社長や同会長、千葉県バス協会会長などを歴任した小田征一さんが提唱する「運転士道」の考えに基づき、運転技術や接客に優れた人材育成を目指している。

「利用者いなくても走らせろ」「気分が悪い」山口のいわくにバスの路線廃止説明会での意見が辛辣すぎる→お知らせで許される最大限のマジギレ - Togetter

バス業界は運転手不足だけでなく、高齢化
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190321-00000031-mai-soci

なぜ路線バスは衰退したのか? 地方は大幅赤字 かつての「バスの黄金時代」あだに? | 乗りものニュース

バス運転士募集の説明会が中止だと!? ドライバー不足が超絶深刻すぎる!! - 自動車情報誌「ベストカー」