西日本豪雨について民主党が自民党がという責任論がありますが、公共事業を悪のごとく嫌った国民がいたことを忘れている気がします。
構造改革のツケ
90年代以降、公共事業批判がありまして、徐々に公共事業を削減してきたのが今の日本です。そのおかげで文化事業なら良いだろうという抜け道で学校(校舎)が綺麗になったそうです。
結果というのは10数年後に出ます。
ホンマに土建屋、測量屋が公共事業潰しでおらなくなって、安倍政権が付けてる公共事業の予算は人員の限界にシーリングされた中でもかなり目一杯つけてるって感じ。だもんで何が悪いって業者を潰しまくってきた報道と政策よな。これで安倍政権叩いても、そりゃ40年叩いたもんを5年でなおせねえよ。
— まりし セ界制覇する全裸中年男性 (@marishiokayama) 2018年7月11日
小泉時代公共工事予算圧縮で70万社の建築業者が40万社になった。将来展望も持てないから若い人を入れて技術者養成もしなくて高齢だらけの業者の今が。も一つの誤りが、国が世間にお金を流すルートが公共工事だけだから、これは不景気必至なのを説明する人がいなかったこと。
— 山下太郎(南国ひで3) (@nsr250r91se) 2018年7月12日
秋田県の建設会社勤務の方より切実な訴えです。供給制約を無視することでなんと公共事業... - 日本は破産しない!(オフィシャルページ) | Facebook
twitter中で拡散しているこのグラフから民主党時代以前から治水事業費を削減してきたことを読み取れない人がいる。また安倍政権で治水事業費として復活予算をつけたスーパー堤防が水防とは直接関係ないことを理解できない人もいる。結局悪意ではなく学力の問題なんだろうね。https://t.co/nT3sqmAwe3 pic.twitter.com/1qVxGmhqEI
— Spica (@Kelangdbn) 2018年7月11日
公共事業も実は民間需要を食っていたクラウディングアウト説というのもあるようです。どっちにしろ民ではなく官=地域への公共投資がないのは同じだと思われます。
ちなみに教育も2005年前後から変わりまして、今結果が出ています。時間差は人間が認識できないものの一つだと思います。ほかに認識できないものは確率です。
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イタリアのジェノバで起きた高架橋事故では、強度計算のミスという構造上の欠陥が原因だという見方が強まっている。伊紙コリエレ・デラ・セラによると、国内の高架橋崩落事故は5年間で6度目。緊縮策で、インフラ予算が大幅に削減されたことも背景にある。
イタリアで相次ぐ高架橋崩落 5年間で6度目、緊縮財政も影響? 道路投資、10年で3分の1に - 産経ニュース