器用貧乏の作り方

避難より議論だった40分…犠牲者多数の大川小
非常に嫌な記事だ。避難より議論なのは判断が付かないから。学校の先生は安全対策の専門家ではない。この事案は学校の現状を表している。お金がないから何でも学校に押しつけて、処理能力を超え機能不全になっている。

素人の世界ではそれでもいいが、こういう世界で何でもさせるのは機会費用?の面からも損失が大きい。AとBを両方するより、AかBを選んで専ら勤しんだ方が能力が高くなる。学校は何でも屋に成り下がり、すべて能力が発揮されない状態に置かれている。

選挙民の皆さん。本当に必要なのは学校(行政)への圧力ではなく、何にお金を使うべきか、どこから徴収するべきかの議論です。それが政治主導です。

責任が重すぎるから、みな責任を取らないようなインセンティブが働く。つまり個人の問題ではなく制度の問題である。

切腹 日本人の責任の取り方  (光文社新書)

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器用貧乏は本当に貧乏である。