http://www.soccer-king.jp/topics_detail5/20110615_sneijder_wsk_intervew.html
兵站を考える
練習と回復についてのやり方が全面的に変わったんだ。これはモウリーニョの持ち込んだメソッドのおかげ。毎日、僕は練習が始まる前に自分の体に問い掛ける。「調子はどうだい?」ってね。これはケガをしているかどうかじゃなくて、気分の問題なんだ。もし気持ちが乗っていなければ、コーチに頼んで練習の負荷を減らしてもらい、ストレッチなど体のケアを増やす。モウリーニョの下では、みんながそうしていた。
これを某球団が取り入れていたが選手の怪我が戦力ダウンにつながる。一流選手は換えが効かないので、怪我をした場合の埋め合わせがほぼ不可能になる。よって手当てすべきは怪我をしないことになる。無事これ名馬。名馬の条件は「怪我をしない」ことだが、「怪我をしない」ということはありえにので怪我をしない練習を組み立てていく必要がある。
日本のマネジメント層(管理職)はこれができないで死ぬまで働かせる。気合いと根性という最悪の組み合わせで労働環境を悪化させる。
仕事を忘れる休日
ずっとサッカーのことだけを考えているようでは、常にトップレベルのパフォーマンスを続けるのは難しいと思う。少なくとも僕には無理だね。気持ちを切り替えてストレスを解消し、ゼロの状態からまた次の試合に向けて集中すべきだ。
脳みそ空にするように息抜きを入れる。受験生に向けた言葉でもある。
目標の正しい設定
でも、モウリーニョは選手たちに「タイトルを意識するな。目の前の試合に勝つことに集中しよう」といつも言っていた。結局のところ、それがタイトル獲得に至る一番の近道なんだ。
目標(ゴール)を手が届く範囲に収めると同時にメンバー全員の意思統一をはかる。この範囲で全力投球出来ると示せば成員は能力を存分に発揮できる。だらだら残業せずにすむ。