韓流はなぜいけないのか 静かな侵略

ソフトパワー時代の外交戦略

今年3月、ベトナムの山岳地帯に滞在したが、数チャンネルしかない放送で多数の韓国映画が放送されていた。韓国政府が無償で提供している作品とのことである。しばらく前まで、ベトナム戦争のときにアメリカ軍と一緒に闘った韓国は、ベトナムでもっとも嫌われていた国であったが、現在ではもっとも好意をもたれる国に変わったとのことである。

http://news.goo.ne.jp/article/php/entertainment/php-20110820-04.html?pageIndex=2

ポイントは韓国政府が無償で提供していることである。明確な韓国の外交戦略(意志)である。
似たことは日本の外務省がやっている。キャプテン翼を無償でイラクに提供した。

外務省: イラクに対するTV番組『キャプテン翼』の提供について

韓流批判は主にテレビ問題に集中しているが、外交戦略という視点でも見ておく必要がある。このあたりの指摘が少ないのが日本の情けないところだと思う。指摘したのはネットを見た限り隊長くらいだった。みんな生理的に韓国とフジテレビが嫌いという素直な感情の発露で終わっていた。

フジテレビ&韓流問題の周辺にある課題に関する雑感: やまもといちろうBLOG(ブログ)
 日本だけでなく、中国を含むアジア全域や、最近では中近東全体に対する韓国系コンテンツの増殖には目を見張るものがありますが、基本的には商流とのセット販売、よりぶっちゃけて言うならば、韓国が国策として、サムソンなどの国際企業(というより半官に近い、大航海時代でいうところの商館のような重商主義的組織)のモノやサービスを各国へ送り込むためのパーツとしてコンテンツが戦略的に利用されているというのは言うまでもありません。
 アジア某国では、本当に広告出稿とセットで韓国系コンテンツがセッティングされる事例が増えていると聴きますが、要するに「コンテンツを買って放送して、そこに広告をつけてテレビ局が商売をする」のではなく「金を貰って韓国系コンテンツを放送する。テレビ局は座ってるだけでカネが入る」という状態になってます。

 で、それがいかんのか、駄目なのかというとそうではなく、それだけ韓国は文化(的なもの)と商売を結びつけて、マーケティングを韓国系コンテンツとハードウェアやサービスに乗せる形で市場を開拓して、大量の物量を販売していくという戦略になってるわけですね。

隊長は商人としての発言だけど、つまり韓国製品を買わせるには韓国に慣れさせる必要があるので、ほとんどタダでドラマを流しているいうこと。フジに関してはその戦略に意図的か無意識かわからないがのっている。無意識なら馬鹿、意図的なら賊軍ということになるのかな。


ちなみに韓国の民間外交戦略はVANKがやっているらしい。
VANKVoluntary Agency Network of Korea - Wikipedia

さらにクロスオーナーシップ制や電波利権の話がある。論点は3つくらいになると思う。
浅田真央を叩くフジテレビ

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