大阪人のルサンチマンを体現した存在としての橋下市長

大阪人のルサンチマンを体現した存在

儒教ルサンチマンの宗教 (平凡社新書 (007))

儒教ルサンチマンの宗教 (平凡社新書 (007))

西川のりお師匠の政治評論が大阪人の気質を表している。

ほえて、かみついてこその橋下徹やろ。石原さんを持ち上げ、愛想笑いして。自分より上の人には、そういう態度を取るというのを如実に見せてしまった。国会議員を長年務めて、都知事もやった石原さんは、大阪から見ればザ・東京や。東京に平伏する橋下徹なんか見たくない。
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201212170685.html

巨人に対する阪神ファンの気持ち。

東京がうらやましいという大阪人気質である東京コンプレックスを体現していた橋下市長が、東京の顔である前都知事と組んだことで大阪人から愛想を尽かされたかもしれない。東京コンプレックスを外したらどうなるか。

橋下市長も選挙準備に時間がなかったので国政に行くのは難しいと判断したから既得権、ではなく既存の勢力と手を結んだのだろうね。中身は元〜で埋まったとしても橋頭堡を確保できれば次の参院選で躍進もありうると。失点が無いようなプレースタイル兼もの申すという外野的なポジションで吠えていればある一定の支持はとれる。(ルサンチマンの取り込み作戦)
あえてあの時期に解散を仕掛けた野田首相の勝負感は第三勢力に時間を与えなかった。

http://www.asahi.com/news/intro/TKY201209100345.html

東京(中央官庁)との対立軸を作って喧嘩をしているときが最高潮で、その後がどうなるかは実験都市大阪で証明される。

橋下「大阪維新」の嘘 (宝島SUGOI文庫)

橋下「大阪維新」の嘘 (宝島SUGOI文庫)

国政に出たら終わりなので無茶はまだするよ。

橋下氏「市長との兼務可能なら国政出馬も」 :日本経済新聞
橋下氏「市長との兼務可能なら国政出馬も」
首長と国会議員の兼職を禁止する地方自治法の規定を撤廃すべきとの持論を展開した。

地方「自治」の意味がなくなる。国政の議員を知行として自治体に置けてしまう。地方自治の本旨にそぐわない可能性がある。