ICTで本当に必要なもの

一番の問題はそもそも現場に余力が無いことです。

教育再生の迷走

教育再生の迷走

佐賀の件をずっと追っているマスコミの記事。
先生たちが語る佐賀県立校パソコン授業の惨状|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト

教員B:一番酷い目にあっているのは、各校にいる「情報化推進リーダー」だと思います。、まず県教委主催のリーダー研修会に何日間も参加させられる。これは必須です。それから、教育フェスタへの強制参加、プレゼン大会への強制参加等々、本来の業務に支障が出るほどの出張があったそうです。そのうえに数々のトラブル。頭を抱えている推進リーダーが少なくなかったはずです。もちろん、授業を担当する私たちもてんてこ舞いでした。とにかく「パソコンを使え」ですから……。

ロジスティックから失敗している。

教員A:うちの学校での端末修理状況は、現在までに100件弱だと聞いてます。そのうち、使い方に問題があったケースもありますが、普通に使って液晶の色がおかしくなったり、画面割れが起きたり、音が出ないとか……。これは明らかに機材の不良です。それからソフトウェアの不具合にインストール不能。その度に時間をとられ、肝心の授業に専念できないということもありました。


 教員C:ある学校では、端末の修理が約半年で200件を越えたとも聞いています。そうしたトラブルに、情報化推進リーダーが授業や部活動の指導をこなしながら対応しているわけです、どれだけ大変か、県教委は何も理解していない。いや、理解しようとしていないと言った方がいいかも。

そして「確認」が出来ないこと。

そもそも、パソコンの利活用法も、習熟度も(学校によって)違う。比較する過去のデータもない。どうやって成果を確認するのか?できる訳がない。

タブレット強制導入のICT利活用教育が予想通りひどい - BTOパソコン.jp

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