いじめに対して一番欠けているところは、学校は警察では無いという視点です。つまり、治安回復能力は無い。
以前自衛隊に治安出動をという議論がありました。実際、安保闘争の時、出すかどうか議論されたようです。
問題になったのは自衛隊に治安を任せられるか?ということです。自衛隊はそのような訓練をしていないという話で、却下されたました。却下されたときの時代は安保闘争の時では無く、ずっと現代に近い時代でしたが。
つまり、ないものを当てにしてはならないという、常識的な判断でした。しかし学校教育にはそれがなぜか適用されません。アメリカだと学校警察というスクールポリスがあるところもあります。
予算が厳しい中、安普請の政策で、何でも学校に放り込もうという国民の意思がすべての元凶にしか思えません。
必要なのは情報収集と分析と予算獲得です。でなければ変わらないし、変わりようが無い。現場に任せるのでは無く積極的に介入すべきと思います。さらに間違った介入を防ぐことです。それは学校をたたくことです。たたいても何も生み出されなかったのは何十年も見てきたはずです。たたけば隠蔽するインセンティブが発生します。方向性は現場を助けるというベクトルが正しいと思います。
私は高校まで田舎の公立校だから断じて言うが、公立校は無実の子が通わされる刑務所。能力にかかわらず、来る日も来る日も、皆と同じことを同じようにやらされる。一部の生徒の暴力、いじめの前に、丸腰で対峙させられる教師もなすすべがない。刑務所のほうがまだ秩序があるかもしれない。
— 総合商社の中の人 (@shukatsushosha) 2016年3月11日
- 作者: 管賀江留郎
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 13人 クリック: 310回
- この商品を含むブログ (102件) を見る