偏差値の上げ方 学校編

地方創生とかいう前に、地方各県に偏差値を60以上の大学作ってください

学力の本質は就職先 または勉強が役に立つという意味は就職

簡単です。雇用があることです。都会は刺激があるのでみんな出たがりますけど、今は単純に需要があるかないかです。

偏差値は入学者が決めるもの。だから手っ取り早く学校の偏差値を上げるなら実績が必要です。

高校だと甲子園出場です。以前、野球留学が問題となりましたが、県外から才能を集めた方が安いです(大阪が草刈り場らしい)。この結果、学校の名が売れて生徒が集まって勝手に競争して偏差値が上がります。本質的に学校は偏差値を上げられません。これは中高一貫校の研究で明らかになっています。(少なくとも学校は学力に影響しない)。

高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書)

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大学だと完全にブランド大学か就職実績なので上げる方法は地元企業に頼らざるを得ないです。この地元企業で優良なのところは公務員です。具体的に行政事務、学校の先生、警察官です。公務員も税収の落ち込みと社会保障で財政が厳しいです。他に銀行(信用金庫)というのがありましたが銀行はリテールをやめるようで厳しいです。

よって優秀な人は就職で都会か大学で都会です。地方大学だと就活が面倒くさいです。面接のたびに出てこないとならない。

ちなみに大学教員は東大院(博士号持ち)を出ても都会にポストがないので地方に都落ちして就職しています。職(ポスト)があるだけましです。だから地方のF欄でも先生は優秀です。

ブランド私大の分校を招致する方法もあるでしょうに。

立命館がやっていたけど、結局撤退するとかでそこの地元(役所)と揉めていたと思います。(立命館大学 びわこ・くさつキャンパス,BKC)
立命館大の学部移転で、滋賀・草津市の不動産業界に“異変”…学生3700人消え、家賃1万円台の物件も(1/3ページ) - 産経WEST
東京でも多摩地方から都会に戻ってきています。理由は学生のバイト先がないから。バイトしないと暮らせないのが今の大学生です。

無名の名門もあるけど。東工大並みに知られてない。
奈良先端科学技術大学院大学

ちょっと前に人口動態で流入超過していたのが東京・大阪・トヨタ(愛知)だったけど、今は東京くらいです。

地方創生がポーズなのは、自民党が田舎政党から都市政党にシフトしたからです。構造改革=田舎への補助金(国内ODA)をやめることを国民が支持しているのでやりたくてもできない。農協の人が書いていたけど、自民党は農家(農協票)切り捨て方向です*1
これは小泉首相からトレンドです。古い自民党をぶっ壊したから。

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