行政は無償労働で回っている

住民減でコストをまかなえないところがでてきたのかもしれません。これは日本の予兆・未来です。

善意システムの崩壊

猟銃のコスト

コメント欄が参考になる。タダ働きで回っている。

はてなブックマーク - 北海道島牧村「猟友会に1156万円払うの嫌」→熊が出没するも誰も出勤せず漁港が荒らされる事態に。「金をケチるところを間違えた」「命を賭けるにして安い」との批判相次ぐ。 - Togetter

ライフセーバーやってたけど、資格所得や練習、道具購入などで5万以上自腹で、1日11時間拘束で交通費支給なし日給7千円(最低時給以下)でそれでも待遇いい方だった

自衛隊とか警察とかあるけど獣と人は別。ゴジラなら別だが、普通は訓練された人が当たる。警察もそういう訓練はしていない。猟犬も必要らしい。

この本か続編に訓練の必要性について書かれている。戦争国家アメリカなので空論はない。「訓練なし」は「いない」のと一緒

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

 

 訓練しなければ人は動けないということである。

1か月ぶりクマ出没 なのに猟友会がいない…理由は1156万円の"報償費" 議会で否決 北海道島牧村(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース

下記のリンク先にあるコメント欄が参考になる。新聞(メディア)より詳しい「素人」という問題。

togetter.com

ずっと前からだが善意に甘えたシステムが破綻しつつある。やなせたかしが行政に無償労働さえられていたと話題になったが、そもそも本来払うべきお金は国民の税金である。その支出を認めなかっただけである。つまりみんな大好き民意が原因である。

ハーメルンの笛吹き男 - Wikipedia

 

 

そもそも公務員が少なすぎる

消防団も確かそういう感じ。日本は圧倒的に公務員が少なすぎる。別の言い方だと住民がタダでやっている。

霞ヶ関の中央省庁に出向していた人が語る『国をまわす』現場の状況があまりにも壮絶だった「財務省はやっぱり強い」「30年前とほとんど変わらない」 - Togetter

江戸時代もそんな感じだったらしい。

『江戸の目明し』時代劇のファンタジーを吹き飛ばす - HONZ

教師の違法残業は9,000億円

thepage.jp加えて、仮に、今の教員の勤務状況に即し、“自発的な残業”に該当する分を給与へ上乗せすると、国や自治体負担分の合計は、少なくとも9000億円を超える額が必要になるという。

news.livedoor.com

サービスは欲しい。金は払いたくない。これが全て。故に破綻する。

評論家山本七平が何度も指摘している。必要な金を用意できないと気合いや根性で賄おうとして破綻する。米軍が破壊したのはそういった虚構である。*1

国家公務員も似たような話。

同年代の官僚が留学帰りで辞めていくわけだが…… — うさみ のりや – アゴラ

 住民は被害者であり加害者でもある

 

行政コストは誰が払うのか?

もうこの問題に帰着する。お金は最低限であってお金があっても駄目というのはある。行政とか警察がとか言っている人の問題提起もお金の問題に収斂する。お金の先の問題もあるがそこは金の手当が付いてから。

増税するのに公務員給与増って一体? ネット上に批判の声相次ぐ - 毎日新聞

 

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)

 

民間でも公共系は同じ

「利用者いなくても走らせろ」「気分が悪い」山口のいわくにバスの路線廃止説明会での意見が辛辣すぎる→お知らせで許される最大限のマジギレ - Togetter