geopoliticsさんの日記(無回転思考)

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エリート公立中学校の衝撃 格差肯定論

全部の会社がグーグルになれるわけではない

 

 

 

週刊現代風のタイトルにしてみました。

まとめ:自動車保険における年齢による保険料の差と同じです。どんなに安全運転する人でも18歳だと高い。30歳以上は安い。統計上の事故確率はわかっているのでこうなる。

学校はどの地域かで20未満の様な高い保険料か、35歳以上の安い保険料かになります。保険料は校則の厳しさや自主性です。

これの解説

東京のある公立中学校で実施されている『学校の当たり前を見直す教育』がとにかく素晴らしいと話題に - Togetter

エリート教育が公立校に

かつて一億総中流という幻想がすでに無くなり、格差固定社会が実現しつつある。そんな中で、公立中学校にもその波が来た*1。画一的と批判されながらも格差是正を至上命題*2として動いてきた義務教育にも格差を前提とした教育が誕生したのだ。

悪平等の公立学校

東京という土地柄は70年代に美濃部都政美濃部達吉の子供)の社会主義的風土があり、その結果平等主義を実現するために公立の高校、つまり都立高の格差是正が行われた。学校群制度である。これにより学校間の格差をならし、平均的になるようにした。その結果東大合格者が軒並みに減った。減った理由は悪平等学校群制度を嫌った高学力層の父兄が私立中(開成・麻布・桜蔭)に逃げたからである。

学校群制度 - Wikipedia

少し違うが再配分で没落したデトロイト市というのが似ている。馬鹿に合わせると秀才が逃げ出す。

デトロイトは、中心自治体から富裕層=労組が逃げて破綻した - KYの雑記ログ

かつて教育課題は落ちこぼれだった。そのうち吹きこぼれが言われるようになった。下が落ちこぼれなら、上は吹きこぼれである。教育は上にも下にも合わせられない。下に合わせる学校はそもそも荒れている。そこで下に合わせたルールが出来る。

高い壁に囲まれガードマンが二十四時間警備する町の学校

www.nhk.or.jp

ゆとり教育は失敗したのか?

ゆとり教育は主体性を前提にした教育で、エリートの素養を相性が良い。つまりエリート向きであって、普通の人々には堕落をもたらす。堕落も自主性と言うならそれもいいが、学力向上を求める人は否定するだろう。つまりかなり限定空間でしか成立しない制度である。

ただ人間は下に流れやすい。中学生でプロ棋士になった人は学校へ行った方が良いと言っていた。人間はある程度強制されてまともな生活を送れるからだ。

千代田区は日本一の高級住宅地

正確には渋谷の松濤だそうです。

千代田区というかなり特殊な空間ででの取り組みである。高所得=高学歴=子供は高学力という教育社会学の公式がある。

synodos.jp

だから当たり前だが普通の公立校には無理である。変な校則もそれなりに意味があった。そういった歴史を軽視する行為は無能でしかない。だからこそ公文書の保存が重要になるのだが・・・。

横道ですが

共有化されない歴史 新宿西口

『「アベ政治を許さない」ポスターを置いて、フォークソングを合唱するご老人たち』の運動の在り方をめぐって議論 - Togetter

資料はある。

新宿歴史博物館 データベース 写真で見る新宿 | 新宿西口反戦フォーク集会 | 7391

エリート校の教育は質が高い?

gigazine.net

アメリカの美しい壁

togetter.com

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現

 

公立エリート校という格差肯定装置が必要か?

海外勢はやっているようなので、限られた資源を少人数に投入する効率性は一応解として正しい。

例えば、中東や東アジアで過去数十年にわたって科学・技術・工学・数学(STEM教育)で高い能力を示す学生に焦点を当てた教育を施しています。また、韓国・香港・シンガポールでは幼少期に才能や能力の高い人を選別して英才教育を施すという教育政策を採っています。そして、中国では10年に渡る国家英才プラン(National Talent Development Plan)によってトップクラスの学生を科学・技術分野や高度な技能が要求される分野に優先的に進学させています。

45年にわたる5000人の天才の追跡調査で「早熟の天才」ほど社会的・経済的に成功を収めやすいことが判明 - GIGAZINE

jp.wsj.com

 

労働者の味方をやめた世界の左派政党 (PHP新書)

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まとめ

「万引きされないように定員が常時見張っている」、「コンビニトイレが使えない」地域では無理なんです。

反対側の学校

中学校の「生活ルール」がクソ→普通では?の声が多数 - Togetter

 

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

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エリート校でも失敗するかも知れないもの

アクティブラーニングをめぐる五つの幻想

第一の「幻想」は、先行き不透明な未来社会を生きる子どもには、アクティブラーニングが必要で、これまでの教育では目標を達成できないだろうという前提です。

第二の「幻想」は、活動的な学び(アクティブラーニング)をおこなえば、子どもたちは主体的・能動的に学ぶ(アクティブラーニング)ことができるだろうという前提です。

第三の「幻想」は、学校でアクティブラーニングを経験すれば、知識や技能を活用できる新しい学力(思考力・判断力・表現力)、学ぶ意欲や「生きる力」が高まるだろうという前提です。

第四の「幻想」は、研修や指導を通じて教師自らが主体的に学ぶ機会を提供すれば、どの学校や学級でもアクティブラーニングが達成可能になるだろうという前提です。

第五の「幻想」は、以上の四点より、アクティブラーニングは好ましく、国の教育政策として導入されるべきだという前提です。――「はじめに」より

「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街

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なぜ宿題は「無駄」なのか?――“当たり前”を見直した公立中学校長の挑戦 (1/4) - ITmedia ビジネスオンライン

 

「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)
 

 

高校教師の父『暴力を用いず指導したいが、幼い頃から暴力が当たり前の世界で育っている子は最初に殴らないとバカにしてかかり会話に入れないことがあって悩む』 - Togetter

 

【寄稿】同胞を見捨てる世界のエリート - WSJ