以前書いたもののアップデート版
学校というモチベーション維持装置 - geopoliticsさんの日記(無回転思考)
学校の最大の効用は強制的にやらせる環境 - 教育関連の資料置き場 2nd.blog
MITなどの大学が授業をオンラインで公開した→「価値はそこにはない」から出来る
通信制はモチベーションの維持が難しい
オンライン大学(授業)の本場アメリカのオンライン大学(MOOCs)の卒業率は5%
米国に本拠を置くMOOCsは、利用者数は数百万人と極めて多いのだが、科目を修了する人は全体の僅か4パーセント。また履修登録者の約半数は、一度もそのオンライン講義に参加したことがない。要するに、MOOCsに登録はするものの、最後までやり遂げる人は極めて少ないということなのだ。
厳しい試練にさらされる米MOOCs(大規模オンライン大学講座)---今春始まる日本版サービスの参考に(小林 雅一) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
メンター制度でどうにかできないかと思う。最高のメンターは母親。
通信制には優秀な母親が必要
にある書評が端的に表している。強調引用者付記
公文の先生は「進捗管理」をやっているだけだ。この進捗管理と先に進むモチベーションを鼓舞するのは先生だけの責任ではない。ここに保護者が積極的にかかわらなければならない。ほったらかしに先生任せにしてはいけないのである。
サイエンスにも載ったらしい
MOOCについて私見も含め
— Paul Painlevé@JPN (@Paul_Painleve) 2019年2月3日
・現在の技術でバーチャル大学は難しい
・大学の講義の一部をMOOCにしても教育効果は下がる
・実際にMOOCの利用は下火に
・社会人の再教育など特殊な用途でMOOC自体は今後も残る
普通に考えてそうだろうなあと思うことでも,データに基づくことは大切https://t.co/Uj5AnEtfq4
結論
学校という場での教育は未だ価値を持つ。
小5娘がリビングでオンラインで授業受けてるんですが、PCから「せんせー!宅急便がきました!」「すいません。ちょっとトイレいってきます」「せんせい、画面がチカチカします。。」こりゃ先生もたいへんだ。
— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) February 2, 2021
日々トッププレーヤー同士がオフラインで実戦練習をし、顔を合わせて「鉄拳」理論について議論が交わせる環境が整っている。この日々の差が、結果として大会での圧倒的な差となって現われているわけだ。
それに馴染まない人向けとしての当選確率5%のオンライン大学がある。
日本の通信制高校は卒業率が50%位だそうです。放送大学もかなり特殊な人でないと卒業できない。
「よっぽどやる気がなければ卒業できない」放送大学こそ”本当の大学”だった!|日刊サイゾー
親も視聴できるオンライン授業 歪んだ認識や価値観を持った家庭で生じる、子供の学びへの干渉や抑圧の話 - Togetter
オンライン授業になってから学生たちのレポートの質が向上している→賛否の声や質が向上した要因の考察が集まる - Togetter
キダー業界の事実
ギター業界も同じで10%しか残らない。
ただ初心者の90%は、演奏開始から12カ月以内にギターを諦めているとのこと。
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学校教育の是非は問題が多すぎて場合分けが必要(何でも持ち込まれるので複雑化している。)。
事例:
学校の「規制」はすべて民意である - geopoliticsさんの日記(無回転思考)
ちなみに学力は家庭の能力と相関するとあるので、学校は要らないは極論だが多分間違いではない(正しくも無い)。
アメリカだと裏でAIを動かして補助的に先生が教える仕組みができているそうです。安上がりの公教育として多分日本でも出てくるはず。一方金持ちの子弟は全人格の教育を受ける。
学校を持ち上げている訳では無く、代替手段がないので選択肢として使えないという話です(5%しか効かない薬)。合う人には合うので悪くないが人に勧められるかと言われれば、それは難しい。かといって、学校が素晴らしいという意見は否定的です。学校は魔窟なので。
追記 新型コロナウイルスとオンライン教育
全員がオンラインに乗ると船が沈む
学生数百人に一人ずつ電話して、大学のシステムにログインを促す...オンライン授業に翻弄される職員さんの過酷さ - Togetter
小学校のオンラインは「無謀」
小学校段階だと体力が有り余っているので学校でその体力を捨てさせる意義がある気がする。新コロナ関連で。
岐阜凄いなと思う一方で、単純なオンライン授業はトップ10%ぐらいのGRITがある子供でないとついてこれないんだけど、そこへの対処は全くなされないまま実施されて、子供の学びの保障というよりも単純に何かやりましたよという実績作りになる予感。https://t.co/WspVmfEoLn
— 畠山勝太/サルタック (@ShotaHatakeyama) April 15, 2020
オンライン教育が格差を広げるという話。このグラフを見たら、それ以上は説明が要らなさそう。https://t.co/I527ecWEQa
— 畠山勝太/サルタック (@ShotaHatakeyama) August 5, 2020
小2の息子ののオンライン授業のカオスぶりを見てて痛感したこと。
— Kw (@kw_mtl) April 26, 2020
たぶん、普段の教室で先生の説明だけで作業に入れる子は、よくて5人くらい。それを周り席の子達がまね、またその周りの子がまねて、やっとなんとかなってたと推測。だから他の子の手元が見えない遠隔だと、作業に入れない子続出(涙)
>「みんな元気?どうしてる?」って雑談の時間
— Kw (@kw_mtl) April 26, 2020
正確に言えば、雑談の時間という名の「生存確認」。虐待やネグレクト、貧困でお腹を空かせてる、親がコロナ疑いで寝込んでる、くる日もくる日も一人で留守番してる。そういう子の存在を確認。達成すべき目標はそれだけでと思う、緊急事態なんだから。
現在、遠隔授業についてきているのは、自力でできる生徒か、親が勉強を見てくれる生徒だけです。
zoom神話。オンライン教育神話。
今は厳しく出来ない
ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然できない子は上げてもらえないから。上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変
イチロー氏 「指導する側が厳しくできない」時代の流れ 「酷だけれど…自分たちで厳しくするしか」― スポニチ Sponichi Annex 野球
下関国際高校の野球部監督があることで叩かれていたが、監督が言っていたことは正しくて生徒を待っていたら3年間が終わってしまう。これを強制的にやるとある程度結果が残せる。