バイトテロを防ぐパノプティコン
note.mu要約:ポケットが無いから物を持ち込めない。
つまり:物理的管理法
類例:学校の制服
マクドナルドに感心する人は、学校の知恵にもうなずかなければならない。
ちなみに本田の工場では作業着にポケットが無い。ポケットがあると手を入れて、そのまま転ぶと危ないからだとか。本当のところはわからないけど、本田宗一郎の話に出てくる。
高級クラブでの物理的管理法。灰皿は小さくする。
高級なクラブなどに行くと気づくのは、そこにある灰皿が極端に小さいことだ。小さく造形された灰皿はそれだけで独特な美しさを持っているが、ここには原作者の粋なアイデアが詰まっている。小さな灰皿は、一本でもたばこを吸えばいっぱいになってしまう。そうすると、スタッフが灰皿を新しいものに替える。そうするとことで、客への細やかなサービスを演出できるし、スタッフに自然と客へ細かく注目させることを可能にしている。
コメント欄が参考になる
はてなブックマーク - マクドナルドからバカッターが生まれない本当の理由|Takashi Kiyohara|note
マクドナルドのすごいのは人材育成システム。クルーの職位とその評価ポイント、定期的に実施される抜き打ち査察と昇格試験で「ついていける子」はどんどん伸びるすごい仕組み。
外資系は一枚上手。類例だとディズニーランド。バイトに当事者意識を植え込む手法はさすがだと思う。バイトとは言わないでキャストと言うことから始める。言葉は思考を制御する。
「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜
- 作者: 櫻井恵里子
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2016/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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現代のパノプティコン
キッチンを映す方法はパノプティコンですね。
パノプティコンは、円形に配置された収容者の個室が多層式看守塔に面するよう設計されており、ブラインドなどによって、収容者たちにはお互いの姿や看守が見えなかった一方で、看守はその位置からすべての収容者を監視することができた
夢の国の地下帝国。
「どのツラ下げて来てんのか」「(会社に)謝るんだよ」 ディズニーランドの“キャラクター出演者”訴訟 原告側が職場復帰時のパワハラ問題を追加提訴 - ねとらぼ