イエロージャーナリズムというのは売り上げのために事実をねじ曲げるマスコミのことです。これで、戦争まで行ったのがアメリカです*1。
こんな感じで↓当時の新聞競争はすごかったらしい。
マスコミは事件を作る
文脈を無視して一部を切り取るのは報道では無くねつ造に近いです。引用がまともに出来ないのは不味いです。
桜田五輪相「がっかり発言」で考える“切り取り報道”の罪 TV番組制作スタッフの本音(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
事実と意見を分けよ。とは理科系の作文術の最初に出てくる言葉です。事実が間違っているなら修正記事ですね。
素人のやらかしたこととは違うのでプロとしてのラインがどこにあるのかが気になります。たぶん嘘では無いけど真実では無いあたりがマスコミのラインだと思います。落合博満がマスコミ嫌いなのは見てわかるが、それによって悪意のある人物像に見えてしまう。イチローも中田英寿もマスコミ嫌いですね。
ちなみに落合博満がマスコミ嫌いなのは記者のレベルが低いから。記者も専門家じゃ無いのでそこは難しい。かといって専門家を置くほど部数が出るわけでも無いので結局半可通になってしまうのだと思う。だからこそ記事の質が期待できなくなる。
佐藤栄作の晴眼
切り取り報道は昔からある。佐藤栄作総理が退任会見の時に、「新聞は嘘書く」と言って会見会場から追い出した。時に1972年である。
宮崎勤事件での「演出」
札束を上と下だけ本物にして、間を新聞紙で作ると全部が本物のお札(札束)に見える。これをマスコミがやった。雑誌の山に一番上にエロ本を置いて、あたかも全部エロ本の山と見せようとした。
宮崎勤事件に派生した、小さな未解決の謎~「宮崎宅取材陣・雑誌入れ替え演出事件」を追う - Togetter
例えば、宮崎勤の部屋を撮影するとき、テレビカメラマンが「画作り」をしたこと。部屋には雑誌が散乱していたけれど、エロに直接結びつくものはなかった。それでカメラマンが性犯罪者の部屋の「いい画」を撮るために、他の雑誌の下にあった『若奥様のナマ下着』というエロ漫画を上に置いて撮影したんです。
その検証
マスコミはネットが嫌い 絶対王政からの転落
要するに権力者が徐々にその権力体制を崩壊させていったということです。
かつて、某雑誌が某新団体を叩いたことがありました。あれは編集長が対立団体から金をもらって叩いたのだそうです。しかも、その雑誌で世論を作って、更に読者欄でも叩きのお便りを乗せたのだとか。で、その某団体設立はご破算になったとか。業界通ではないので真偽不明ではないのですがなんとなくありそうだと思いました。絶対王政が通用した時代のやり口でファンも当然信じたそうです。
嫌いが現れた取材。違和感だらけだった。
まともなジャーナリズムはマスコミの周辺にある
そういえば 、何かの件で事実関係を一番正確に知っていたのが東スポの記者だったという話がありました。また、配慮せずにまともに書けるのがエロ本のコラムだったというのも。エロ本も紙面の3割くらいはエロが無くても大丈夫だそうです。そこにコラムが載っていたとか。
記事は煽りか素人並みの知識か?
ネットで検証できるようになって、単なる煽り記事(例:反日記事)か素人なみの知識で記事にしているのがわかるようになった。結局検証の手間がかかる。一度出た印象は変えずらい。よって直接!になる。最初は多分中田ドットネット*2だと思う。有料サイトだったがいわゆる足きりにするだけで、(手間暇を考えると)実質タダのサイトを個人で作った。
ネットを反マスコミに使う~「直接!」~
飛ばし記事に激おこプンプン丸だったのか、任天堂がニンテンドー・ダイレクト*3を始めました。これで「直接(岩田社長)」お客に情報を届けることが出来るようになりました。ネットはアンチ・マスコミです。なので、マスコミはネットが嫌いです。
参考文献
この三冊を読んでおけば大丈夫です。
本当はKindleではなく物が良いのですが。
「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任 (文春文庫)
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教育関連だとこちら。
ジャーナリズムはまだある。ただ新潮45はやらかしたんだよなあ。
真実は売れない。