言っていることは100%正しいが、問題はそこじゃないかもと言う話。
定型業務はバイトにやらせていると思います。こっちはこっちで問題(非正規雇用や予算制約で超過勤務手当がでない)があるんですが省略します。エンジニア的にはベンダーロックインもあるかも。
今来産業用
- 人はタダ。機械は有料
- 安全性(心理的要因)
二つの敵
お金
日本の行政はネットに対応できないと言われていますが、最大の原因は予算です。予算があればPCやサーバーを用意できます。予算がなくて個人で外部ソフト(グーグルのクラウド)を使って怒られた件が霞ヶ関にあったそうです。
コメント参考にさせて頂いています。日本て、省庁で論文閲覧できないんです、ほとんど。某省は自転車で職員が国家図書館にいったり。相談された時は論文を見せて説明するように心がけています。頼まれて論文ひくこともします。
— horiguchiitsuko (@itsukoh0702) 2018年8月12日
全部PCやスマホで出来れば窓口は要りませんが、デジタル・デバイドがない世界でしか実現しません。
そのため、古いルートを残しておく必要があります。電話、FAX、郵便、電子ネールの4つを置いておく予算は誰が出すのでしょうか?
結局、従来のもの(電話やファックス)を置いて、ネット対応は後でということになります。
行政に金がないという話。
「もともと県庁では、財政が厳しかったこともあり、人員削減を進めていました。その結果、良くいえば執行体制はスリムになったのですが、一方で時間外労働も増えてしまいました。年々行政の業務が多様化、高度化する一方で、マンパワー不足が課題になっていたのです」
“予算ゼロ”からの逆転 茨城県庁が「RPAって何?」から4カ月で実証に踏み切った理由 (2/3) - ITmedia エンタープライズ
News Up 非正規公務員が急増 公共サービスがなくなる!? | NHKニュース
過剰な安全性
福島の原発事故で、福島産の安全性が叫ばれました。実際は、安全ですが今でも心理的不安は取れていません。
それと同じでデジタル化は安全性が問われます。100%安全はありませんが、安全性を言わないと通らないです。ここにコストと嘘が生まれます。高いコストをどうするか。やらない一択になります。
これまでの自治体行政では“リスクを避けるため、なるべく前例を踏襲し
“予算ゼロ”からの逆転 茨城県庁が「RPAって何?」から4カ月で実証に踏み切った理由 (2/3) - ITmedia エンタープライズ
世界のゲーム会社も同じ意見です。
日本人は面倒くさい客
日本のゲームユーザーは少しのバグも許さないし、ソーシャルメディアなどの普及で、ボコボコにされる風評リスクも高まっているからだ。
もうあるあるネタですね。
プログラムなんだから初期にはバグが残っていて当たり前なのだが、軽微の不具合でも「カネ払ってんだぞ!」と多勢で責め立てられる。
結果
代わりに激高した客から「詳細な障害報告と改善策を記した顛末書を作り、紙に印刷して、それを持って責任者が謝罪に来い」というパワハラ気味の過剰要求が来る。
最終的には日本人の心の問題が出ています。ネットも同じです。国民全員の了解を取らずにやることは、選挙を通して意思決定する仕組みがある限り無理です。
選挙で当選した知事が頑張ると出来た事例
もともと、茨城県がRPA実証実験に挑むことになったきっかけは、人のつながりだった。2018年4月、知事の大学時代の友人であり、フランスのコンサルティング企業、キャップジェミニの日本法人社長を務める殿村真一氏と、RPAを手掛ける米国企業、UiPath(ユーアイパス)の日本法人社長である長谷川康一氏が一緒に知事を訪ね、RPAを紹介。知事は「他の組織で成果を挙げているのなら、ぜひ茨城県でも活用できないか」と興味を持ち、県庁での導入検討を決めたという。
“予算ゼロ”からの逆転 茨城県庁が「RPAって何?」から4カ月で実証に踏み切った理由 (1/3) - ITmedia エンタープライズ
補論
紙ベースでやっていたものを単にPCに置き換えたという部分はある。統計局のエクセルはA4やA3で印刷する大きさにぴったりみたいな感じで。新聞のアルファベット全角とかね。
マンガが電子化してもページの概念が消えないみたいなところでしょうか。
その他は、日本あるある話で、部分最適化の問題ですね。
「現場主導のRPAはスケールしない」 大企業が抱える悩み、突破口は専門組織 (1/2) - ITmedia NEWS
はてブのコメント欄で、星が付いていているところで、尚且つ役所に難癖をつけているのを除いたコメントが、現状を表していますね。つまり行政も好きでやっているわけではないということ。
はてなブックマーク - 横浜市「RPAの有効性検証の成果について」を読んで、仕事とは何かを思い知らされる - orangeitems’s diary
最大の誤解は人件費はないということ。つまり無償労働で回している。行政はブラック企業ということです。
参考文献
「RPAは魔法のツールじゃない」 年間8500時間を削減、リクルートはロボットに何をさせた? (1/3) - ITmedia NEWS
ロボットと相性が良いのは「マニュアル化できるルーティン業務」(赤塚さん)で、入金の消し込みや税金計算などはその典型例。さらに、「ロボットを疑うと意味がないので、疑いの余地がないものが対象業務になる」と続けた。
また、ツール導入や保守運用などの費用対効果を考えると、ロボットに代替させる業務にはある程度の規模感が求められる。
リクルートでは「年間300時間行う業務で、2~3年間は内容が変わらないもの」を条件にした。
日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点
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各省庁は通例、外国との交渉の際は西暦を使用する一方、内部文書は西暦と和暦が混ざる。混乱や間違いにつながる恐れがあるため、外務省幹部は1日、今回の改元を機に予算や閣議に関連する文書を除き、西暦表記を原則とする方針を示した。 これに対し、首相官邸幹部は2日、「そんなことはあり得ない」と不快感を表明。自民党の萩生田光一幹事長代行も会見で「国内の行政文書は元号も大切にする役所であってほしい」と苦言を呈した。
外務省“原則西暦”からトーンダウン 与党から反発、国内文書は元号使用も - 毎日新聞
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「窓口対応お断り」50代男性に通告 佐賀・嬉野(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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