壁の高さを見て諦める人 モチベーションの維持はライバルのレベル調整

羽生永世名人は弱すぎて15級から始めた

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これは真面目な話かもしれない。今はいきなり初心者がプロの世界戦に出てしまうから。もちろん階段が整備されて最先端まで行ける高速道路が出来たというのもあるが。

井の中の蛙であったほうが幸せで、なおかつ練習するモチベーションがある。いきなりチャンピオンと戦って、その差に驚いた人が練習を続けるモチベーションが続くかどうか。

「俺にでも出来る」と思わせる世界と、「俺には無理」と思わせる世界。

果たしてどっちが広い世界なのか。

ちなみに「ジャンプ放送局」の見解は、俺にでもできると思わせる方がいいらしいです。わざと下手な絵を努力賞な形で出すと「俺でも描ける」と投稿が増えるらしい。

さくまあきらが学んだ世界一売れた漫画雑誌です。いわく、「普通の世界」を学ばせてもらった。

「どんな子供でも遊べなければいけない」 黄金期のジャンプ編集部で叩き込まれた”教え”が生んだ大ヒットゲーム「桃太郎電鉄」

 

 

ゲームの企画書(1) どんな子供でも遊べなければならない (角川新書)

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谷川浩二(永世名人)も今は情報が全国区で、すぐに今の序列がわかるので諦めてしまう子供が多いと言っている。情報の広がりが正しいことだけではない。

ラジオのハガキ職人もレベルが高いと、聴く方がメインで絶対出そうとは思わない。出す前に自分の中で採用されないという結論が出ている。だからハガキを出すモチベーション=練習ができない。なんでも練習しないとうまくならないのです。

 

ちなみに真剣師はわざと負けることをしていたらしい。そうしないと対戦者が逃げるから。つまり、人の心は勝てる見込み(という誤認)が必要ということ。

 

真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫)

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勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

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アヴァロンで「クリアが出来そうで出来ないゲームと、できなそうで出来るゲーム。どちらがいいのか」という問いかけがあった。

今はネットでマルチ対戦があるので、下手だと本当に下手でモチベーションをどう維持するのが疑問になる。ソロプレーで頑張るか、上手い人にお世話になるしかないのかな。

下手なのは最初の動きでわかるからね。

結論

初心者を育てられるベテランというのが今後の価値になると思う。参加者を増やすならね。あとチーターは滅びよ。

それから、練習という階段は長いので、いかに長く見せないか、勾配がきつく見せないかが肝です。

 

フラット化する世界〔普及版〕上

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