結論から言うと大学の数は一緒で18歳人口が減ったので、その分本来入れない学力層大挙して大学に入った。大学生の4割くらいがその層だと言われている。
昔と比較すると、一番大学入試が難しかった時代に日大が今の早稲田くらいのレベルだった(都市伝説)。
共通一次が原因という指摘は正しいと思う。
が、あまりにもマークシートに適応するやり方が先鋭化した。つまり「答えさえ合っていればプロセスはどうでもいい」。解き方の暗記が主流となった結果どうなったか。
ある数学の先生が東大生でも式は解けるけど意味が理解できていないと嘆いていた。これは80年代の話。センターの前身共通一次は79年。
マークシート専用の解き方は実際ある。漢字が書けなくとも解けるし選択肢の作り方も決まっているので単語(キーワード)を見て選択肢は絞れる。
最近はロジカル・シンキングがこのマークシート的になっているらしいと聞いた。
日本の大学生が「%」を理解できなくなった理由 | ブックス・レビュー | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
少子化で子どもの数が減り、考えも多様化しているわけだから、これまでのように同じ学年で同じ時期に同じことを学ぶ必要はない。理解の度合いに応じて教育する「理解別教育」を実現したい。
これは現場の人も思っているが、日本の教育予算は貧弱なので、個別にできない。だから安く済む方法として一律一斉画一的になる。