教育改悪の三銃士

日本の下り坂の責任をどこに取らせるかの結果

ラーメン三銃士風)

  • 今の学校教育は悪い派(国民。先行事例は民間校長)
  • 産業界(財界)
  • 受験産業

この三種混合が諸悪の根源。文科省もあるけどここでは外す。

受験産業と財界の詳しい話は新潮がまとめている。

英語民間試験ごり推しの裏に「ベネッセ」の教育利権…高校も大学も逆らえない | デイリー新潮

ゆとりが最初

ゆとり教育が最初の一手で、暗記中心から自己主張(活用とプレゼン)みたいな方向に舵を切った。方向性は悪くないが一部の生徒児童しか対応できず、優秀な先生がやっても同じ。問題は教師側より生徒側の方が大きい。学校で得る物より(家庭から)学校へ持ち込むもの(素質・環境)の方が重要になる教育方法だと思う。

 

教育改革の幻想 (ちくま新書)

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改革は良いがエビデンスは?予算は?

教育社会学等で学力は本質的に家庭に依存(相関)していることがわかっている。この事実から目をそらすために学校が悪い論が採用される。実際学校は悪い。ではなぜ悪いか? 予算が無いからである。戦争も教育も金がかかる。

OECDの統計を見ても学校予算は少なく、教員は働き過ぎている。別の言い方だとかなりコストパフォーマンスがいい。だからこれ以上何かするなら根本的に変える必要がある。それは教師の質ではなく、学校の予算と仕事の配分である。何度も言うが質はあまり関係が無い(家庭が問題)。

文科省財務省)の大罪

予算を削りすぎて科学が死に、当たる馬券を買うという予算配分でさらに死ぬ。やっていることは善意で塩をまいている。

京大山中氏、iPS研究への継続支援を政府に要望 :日本経済新聞

 

科学立国の危機: 失速する日本の研究力

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危機の構造―日本社会崩壊のモデル (中公文庫)

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