桜を見る会は誰のものか 伊丹十三の描く政治家と有権者の関係

国民(支持者)という宿痾

伊丹十三の「マルサの女」という税務署の映画がある。その二作目、「マルサの女2」に国税官(花村:津川雅彦)と政治家(猿渡:小松方正)のやりとりがある。そこに出てくる有権者の集り(たかり)の話がすべて。醜い日本人。

それどころか、われわれは、莫大な資産を持つ人間が自分の周囲にいる人間に金品をばらまくことや、人事権を握った人間が、自分の好みの人間が有利になるべく取り計らうことを「器の大きさ」ないしは「度量」と見なす感覚さえ抱いている。

招待客1万人の口を封じることはムリ (3ページ目):日経ビジネス電子版

この国は民主主義によって滅ぶ。

 

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マルサの女2 - Wikipedia

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