日本人が苦手な判断基準 必要性と可能性

記述式試験が見送りになりました。これは文科省の暴走を止めた初めての事件です。

記述式問題 導入見送り発表 萩生田文科相 | NHKニュース

問題はたった一つ。それは可能性の問題です。

問題の対処法の判断基準が二つあります。それは必要性と可能性です。

問題があれば大抵の場合対処の必要性があると思います。でもそれが実現できるかどうかは不明です。今回の場合は不可という判定が関係者周辺で語られていました。それを実行しようとしてギリギリまで攻防が続いていたのです。

軍隊に徴兵されフィリピンへ出兵した評論家山本七平が日本人は是か非かで判断すると述べていました。世の中には是(この場合必要)でも不可があります。それが太平洋戦争でした。結局300万人の将兵と多数の民間人が犠牲になりました。

 

ある異常体験者の偏見 (文春文庫)

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ちなみに記述式は二次試験でやっているので最初のもくろみ通り足きりにセンター試験が使われるだけです。国立は二次試験です。

 

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

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ベネッセは同一年齢(18歳)のデータが欲しいのではと思った。今後元データとして使えるから。ライフ事の追跡が可能になる。

wired.jp