ぞっとするほど恐ろしい。
一部で炎上しているけど、内容が危ういがプレゼン能力が良いので悪い影響があるだろうという話。
大学教授「これまで見たどの答案よりもすごいかも」オリラジ中田敦彦が教える『YouTube大学』の世界史の解説がかなり間違っている? - Togetter
そして一部は炎上させた方がPVを稼げる。アンチも戦力作戦。
修正コメントを入れるコストも無料ではない。
問題はその影響力でそれが実社会でどう出るか。ある分野だと民間療法的なものが公的にやることになって現場は疲弊している。
ニセ科学が批判されなかったのは専門家は暇じゃない、批判しても実績にならない。よって利益がないから。科学が科学たる所以は他人のチェックがあるからで、それがないものは単なる妄想にしかならない。某史学の先生があえて突っ込んだけど普通はそういう無駄なことはしない。忙しいから。
面白さと正確性のアンビバレント
脇道として通信教育の難しさ
この問題の本質はテレビというメディアの限界である。
お勉強動画は視聴者を持たせられない。Eテレでも難しい。故にエンタメに走るしかない。この場合エンタメの定義は誇張や嘘になる。散々テレビがやった手法(演出)である。通信教育の難しさがここにある。
テレビの努力
テレビがうざい編集をやる理由も視聴者が飽きるからである。離脱させないためには色々テクニックがある。たぶんそのあたりを学んだのではないかと思う。
さらに本人の能力(特にプロデューサーの能力)が異常に高いので魔力倍増になっている。
問題はテレビの進化版なので結論も同じになる。それは大宅壮一が指摘したように思考力を奪うこと。
数秒おきに刺激を与え続けるため、空白=思考する時間がない。動画のため立ち止まれない(停止ボタンがあるけど実際は聞き流す)。テレビにすごく似ている。
ヒカキンを眺めていたら軽躁だらけの社会が恐くなった - シロクマの屑籠
テレビ的なものは残った。以前、岡村隆史が休業したときにNHKしか見られなかったと言っていた。お笑いは特に駄目らしい。漫画(たぶん連れがウツになりまして)で示されていたのが出っ歯の芸人。お笑いのテンションの高いが楽屋では大人しいとかあの世界は晴れの世界で非日常を提供する。
ちなみにネットの文字情報も1スクロールまでらしく、800字までが良いらしい。集中して読む文章は誰にも読まれない。はてなブログにある字数カウント機能の意味がわかった。ちなみにこの文章は約3000字だそうです。
ネットの池上彰
ネット系の池上彰という指摘は正しく、エンタメ的には司馬遼太郎の小説が近い。厄介なのはあれが本当を思えるほど上手いこと。司馬遼太郎は小説という形態を取っているからまだ許せる。でも司馬史観という造語があるように後世に与えた影響力が侮れない。間違いは修正するコストが高い。
坂本龍馬の名を知らしめた功罪みたいな感じ。ちなみに龍馬は歴史の教科書から消えた。
幕末好きを作った天下の「偽書」(それだけ上手い小説)
個人商店の弱さ~素人の限界~
もう一つは個人商店では限界がある。だからスタッフ(裏方)が必要だがその質が怪しい。ネタ選びとネタのチェックをする人(時代劇だと時代考証)が必要。
以前こんな実例があった。要約すると業者がバイクの基本を知らないのではという疑問。
物理特性ってモノがあってですね。 ホイールサイズとホイール間の距離で、既に「ジャイロ効果で安定する」という「二輪の基礎」が崩壊してるんですよ。
工業的な見地から
ステム(ハンドルの根元、ステアリング軸)とメインフレームの接合部分という、一番剛性が必要な部分が折りたたみピボットなのも、見ててハラハラする。 しかも、フレームに高く角度が付いてるから、それだけでも横剛性がかなり落ちてるはずだし。 これ、人間が走る程度の速度でも、曲がるとき、前輪と後輪が捩れて転けそうな気もしてきた……
1人家電メーカーUPQが直面した焼損事故:日経ビジネス電子版
要約は専門の知識が要る。
落合博満が俺のバッティング(とイチロー)は参考にならないと言っていた。前田智徳(広島)を参考にしなさいとも言っていた。これがプロの目で見た情報のより分けである。情報の分別も知識がいる。
人は高い
専門のスタッフを雇うと多分赤字になるのでできない(某ちゅうさんはタダでやらせようとして、そこは賢いと思った。タダの上限もあるけど)。ちゃんとしたところは校閲があってお金をかけている。
個人の場合、エンタメ(やってみました系)が多いのもわかる。やってみたも事故の可能性があります。テレビでさえQ様とノッチの中岡の組み合わせで危ないのがあった(確かプール)。
ただで得る物はその程度。ただし有料も地雷あり。
効くニセ薬~嘘も方便~
世の中には効くニセ薬というのがあって、例えばエンタメだとこの二冊。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)
特にドラゴン桜の影響で地方の公立校から東大を受験する生徒が増えたらしい(データなし)。モチベーターの役割くらいなら教育的嘘として支持はしないけど積極的に否定もしない。
受験の真実を書くと『二月の勝者』になるらしい。曰く受験は課金ゲーム。ちなみに上の話も嘘ではないけど誇張部分がある。気になる人はググってね。
「正史」を読まないとならないけどたぶん読まないんだろうなあと思う。そういう層に向けてやっているはずです。
なので分断化しますね。やがて教祖になる。
要約するとこの人の話になる。リサーチも修士以上の学力(学位)が必要なんですよ。
素人の私説は好きなんですけどねえ。合う合わないと公的なものへの影響力を考えると適度な距離が必要なのかなと。
適当に雑にやってガワだけ整えればいくらでも「画期的」っぽいものは作れるんだよ
大学教授「これまで見たどの答案よりもすごいかも」オリラジ中田敦彦が教える『YouTube大学』の世界史の解説がかなり間違っている? - Togetter
結論は芸能人なので舞台での踊りは一流。ゆえに影響力という意味で厄介。以前、蓮舫と官僚の戦いであるタレントが「蓮舫はタレント出身だから演技が上手く当然、そもそも戦いにならない」と言っていた。それと同じだと思います。
「責任持った発信が大事」と話す中田敦彦がYouTubeでフェイクを流す問題点(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース