首相「すぐにでも出したい」 前例なき緊急事態宣言 (写真=共同) :日本経済新聞
自民党は今でも旧来の調整型の政治である。党内に友達がいなかった変人(田中真紀子の評)だからこそカリスマ性と独断専行が出来た。ブレーンもそれなりの人を揃えられた。結果は焼け野原だったけど。
(軍人変人凡人でこの内変人と凡人は総理になっている)
参考文献
二階俊博幹事長が言うように、“GNP”、義理、人情、プレゼントは大切でしょう。
新聞記者と会話すると、いつも意見が一致する点ですが、自民党は基本的に親切でウェット。合理主義の民主党・民進党とは違う。それが自民党の力の源泉の一つだと思います。この点で公明党も似ている。だから、大変だったけれど、楽しかったですね。
『自民党―「一強」の実像』/中北浩爾インタビュー|web中公新書
以下の話は『平成デモクラシー史』に詳しい。
平成の政治改革は、選挙制度改革と行政改革を2つの大きな柱としていた。後者の行政改革は省庁の再編成と内閣機能強化とに分けられ、さらに、内閣機能強化の具体策は、内閣官房の拡充、内閣府の創設、特命担当大臣ポストの新設などであった。これらは主に、「官」から「政」に主導権を移すことを目的としていた。しかし、突然日本を襲ったコロナ禍という「災害」は、平成時代にデザインされた政治制度が時代に則したものになっていないことを我々に突きつけているように思える。
制度上は総裁と内閣が権限を持っている。総裁は党内、内閣は官邸の人事権。そのトップが自民党総裁で内閣総理大臣である。
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