弱い与党とまとまれない野党
小選挙区制は二大政党制を強く促すので、野党は選挙で勝って相手(首相と与党)を辞めさせること(政権交代)が正解なんだけど、いつも議席が取れないからやめろと「陳情」するという変な構図になる。
与党も次の顔が無いから現首相を辞めさせられない。結果、長期政権になってしまう。次がないと乗り続けないとならない乗り物である。
野党共闘も難しい。ある調査だと民主と共産の中が悪い(支持者同士の仲が悪い)。
うちのゼミ生の卒論でやってる「野党はなぜ弱いのか」ビネット実験の結果だと,特に立憲民主党と共産党が共闘をすると,立民支持者の離反がおきて,結局野党全体の得票率を下げて与党を利する(正は野党,負は自民投票)可能性が高いことがミクロ的にも実証されておる。 pic.twitter.com/WUeoFN7ck1
— 秦の告知アカウント (@hata_kpu) December 8, 2020
自民党の代わりがいないという問題は保守派を取り込めてない。少なくとも安全保障は幅が合っても方向性に違いが無いという路線に乗ってない。
一方で、原発、米軍基地、経済、外交・安保政策といった分野では、立民と維新に投票した人々の間には、考えの違いがありました。国民の支持層は、原発や基地問題では自民に寄った意見を持っていると分かりました。
「野党共闘」は本当に失敗だったのか。識者が指摘する「自公を100万票上回るシナリオ」【参院選2022】 | ハフポスト 政治
下の記事は長いがまとめるとこうなる。
つまり反自民の(票の)行き先がない。アンチ巨人はいても阪神ファンも中日ファンもいない。カープ女子は高齢化している。
詳しく知りたいなら読んで損はしないです。10年使える知識だと思います。
選挙は合法的な戦争とかつて小泉総理の秘書を務めた飯島勲秘書官がいっていた。
切れない包丁が問題であって、食材が問題ではない。