前提として治安維持がある。学校を動物園にしたいなら別ですが。
修学旅行中の中学生が美術館の芸術作品を破損 美術館が被害届提出【新潟・十日町市】(NST新潟総合テレビ) - Yahoo!ニュース
前半戦:校則の必要性 ルールは馬鹿が作る
お客か患者か~医療現場の実験~
患者をお客様としたら病院で暴行が増えた。医者と患者という縦の秩序がないと安全にならない。
命令する側とされる側でつくる秩序~権威による秩序~
秩序維持は誰がご主人かをわからせる。
特に権威主義的な日本では学校や警察が上に立って指導しないならない。この縦の秩序がないと、横関係である国民同士の争いになる。そのとき被害者になる弱者はほとんどの国民(生徒)である。上が治安を維持するための担保として合法的暴力が必要な理由である。
学校あるある
小さいうちから摘み取っておかないと、気がついたときは手遅れになる。
ツーブロック禁止とかで校則が問題になっているけど、私は中学の時に生徒会長をやっていて、全校集会を招集するなどして「極めて民主的に見える多数決」で校則をどんどん変えていった。そうしたら学校が荒れ果ててしまった。「法は性悪説に基づくべき」「多数決は危険」ということを学んだ
— 草下シンヤ/作家&編集者 (@kusakashinya) July 16, 2020
一時期もてはやされた「校則のない学校」。そこの生徒が「学校は動物園だよ」と悲しく嘆いていた話をしたと聞いてます。
— 物書きモトタキ (@motoyaKITO) July 16, 2020
校則って大事ですよね。
尾崎豊に感化され能書きを言う生意気な中学生オレ氏が私服登校を提案した時の恩師の返答
— 5910 (@5910tiger) July 16, 2020
「毎日私服だと貧しい家庭の子が同じ服を着てたりブランドの事などでヒエラルキーが発生しイジメが起こる」
確かにと思った貧乏少年でした。
小学校でそれを軽く体験してるが中学だともっとキツい
これまでずーっと言い続けていることですが、服装指導で苦しんでいるのは「教育困難校」。
— 🐴🌾🍓下山浩一🌧コミュニティアート (@kshimoyama) March 20, 2019
自制心が非常に弱く、勉強へのモチベーションも低い。さらには、学習障害などもあって注意散漫になりやすい。
こんな子どもたちが落ち着いて勉強に取り組む環境作りに腐心している先生にトドメを刺す広告ですね https://t.co/EqW04Byk8k
「リベラルは塀に囲まれた安全な町に住み綺麗事を言う」というやつです。
教育困難校はそういう場所です。
スシローがTikTokテロに激おこ、警察に相談のうえ刑事民事の両面から厳正に対処 : 市況かぶ全力2階建
ユーチューバー「へずまりゅう」と接触の2人が感染 「何てことを」山口知事が憤怒 - 毎日新聞
逆の事例はエリート校。神奈川だと名門公立小学校がある。私立中進学率が5割という異常な地域です。
リベラルは特殊な人でWEIRDと呼ばれる。
彼らエリートの若者たちは、「欧米の(Western)」「啓蒙され(Educated)」「産業化された(Industrialized)」「裕福で(Rich)」「民主的な(Democratic)」文化のもとで暮らす特殊な階層で、その頭文字をとって「WEIRD(奇妙な)」と呼ばれる。
残酷すぎるが言おう。9割の人は「成功の法則」をまちがえている(橘 玲) | ブルーバックス | 講談社(3/4)
民主主義は市民の質に依存する。
後半戦:学校間の競争
不良の定義は大人が決める。大人の多くは学校外にいる。
教育に持ち込まれた競争原理
高等学校も競争にさらされている。特に授業料が無償になったので私立との競争が激しくなっている。
じゃあどうやって実績を上げるかを考えると意外に出来ることが少ない。
公立学校の場合
「甲子園へ行く」は私立の特権。公立普通科には出来ない。大学等の進学実績は生徒の学力が期待できない(中堅から下。偏差値55未満)。
となると外面をよくするしかない。
補論 高校での学力の話
読解力は高校での伸びがほぼ無いという話が載っている。
高校段階で学力選抜が終わっているという指摘。
そこで興味深い報告がありました。全学年が参加した高校の偏差値と、正答率の相関です。RSTの能力値を偏差値表記すると、学校の偏差値と能力値の偏差値の間に強い相関関係がありました。つまり、「生徒の学力と読解力には関連がある」ということです。
衝撃!「日本語が読めない日本人」は案外いる | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
イメージをあげる
見た目を良くする方法は二つ。まず制服を変える。校舎を綺麗にする。これは学校間の競争で入ってくる生徒の質が上がる。では生徒の質を期待できない場合はどうするか。髪型などを校則で見かけを統制する。
不良の髪型
かつてはリーゼント(正式名称はアイパー)、パンチパーマと来て、金髪が不良のトレードマークになった。その後チーマーとなり(たぶんロン毛)、今はツーブロックらしい。
リーゼント時代の代表作。主に70年代。
ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編) - Wikipedia
池袋のチーマー
これ(不良のファッション)をきっちり押さえ込む。そうすると評判が良くなる。誰からの評判か?
本当の「お客様」は生徒以外
善し悪しを判断する人は生徒ではない。保護者(進学予定の子供の親含む)と地域住民と進学先の学校(偏差値・学力が期待されてない場合)と就職先の会社である。特に学校の実績に響く会社が問題である。
生徒の質は一様なので見た目でしか評価できない。非価格競争になる。では会社はどこを見ているか。茶髪のヤンキーは扱いづらいだろうと忌避するだろう。一定の常識やルールが守れるか。それだけである。
それは大学でもある。
ある大学は学力が期待できないので、せめて学校に慣れるかどうかを見極めるために面接をしているらしい。『学力崩壊』した世界で唯一頼れる戦術なのである。
結論
敵は会社や地域住民であって学校ではない。
これのアップデート版です。
いまRTした話とか、あと「マンションの組合で特定階だけに負担を押し付ける多数決が通った話」とかを見るたび思うんだが、それはまともな基本法(憲法)もない状態で多数決を弄んではならんという話で、「アースを付けてなかったから洗濯機が漏電したので、家電全体が危ない」みたいな話ではないのか。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) July 17, 2020