普通は売れない世界

人からお金を取る行為は大変ですよ

 

重要なことは派手ではないという法則

教育をかじったことがある人はある程度理解されているが、教育は地味でなおかつ長距離レースである。そのためコストが高い。教育は地味で高価に感じる商品と言うことです。こういう地味な物にお金を払う人はいない。だから教育産業は個人商店ではなく組織的なところで、なおかつ税金投入が必須である(要するに学校。営利の塾産業は離職率が高い)。

教育は個人(先生と生徒双方)で事業をまかなえる業種ではない。それでもやる場合、生徒側が優秀でないとならないので、入り口の段階で生徒を絞る。某大学受験ネット番組も優秀な元大学生(つまり経験者)を集めていた。ド素人ではなく基礎学力がある人を集めていた。特に東大受験はその実情をほとんどの人が知らないのでその無知につけ込みやすい。

中高一貫から東大に行った人は、たとえ大卒の人が挑戦しても全然時間が足らないと言っていました。)

派手は情報が薄い

アマゾンがパワポを廃止したそうだが、パワポは派手だが中身が薄くなりがちになる。

 

 

映画は2行で言えることを映像化する。それだと薄いので背景の小道具をそろえる。あの小道具に全部意味がある。それを読める人は理解できるが普通の人は読めないため解説が必要になる。

昨今のyoutuberはエンタメ出身が強い。中身のないことを演出で誤魔化すことに長けている。

某教育方法で一部の専門家が否定的なのは、この薄さを懸念しているためである。カロリーは高いが栄養価が低い教育と指摘していた。

地味はコストがかかる

普通のこと=地味なトレーニングである。しかもつきっきりで長時間見ていないとならないのでコスト高になる。地味なトレーニングが出来た人が後一歩足らない場合、あとひと味を求めた場合、効果があるものがある。

以前「ハーバード白熱教室」が話題になったが、あれは哲学の基礎トレーニングがすんでいる人(そもそも一流大学に入った時点でGPAが高め)で、なおかつその後の課題レポートがあるそうだ。

公立の学校が一番安い

税金で運営されている学校が一番コスト的に安い(一人年間100万円かかっているけど)。それ以外はかなり高額になるし、地味なので人気が無い。

 

老子 第八十一章 信言は美ならず、美言は信ならず.

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老子 (岩波文庫)

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老子 (講談社学術文庫)

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 「名の美、実の醜」の項目が晴眼。

日本の下層社会 (岩波文庫 青 109-1)

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