行政はなぜ非効率か 排除できない国民

 

資本主義の淘汰圧

この記事は障害者を排除した方が儲かるという当たり前のことを言っている。

「僕が駅を利用しない方がもうかるのか」 疎外感訴える障害者 無人駅巡りJR九州提訴へ - 毎日新聞

(鉄道の儲けは旅行利用で通勤通学の定期は実質半額で出している。だから旅行が減ったコロナ渦でJR各社が赤字になっている。対応は通勤定期の値上げだろうと言われていた。)

国鉄がJRになったとき赤字路線をどんどん廃線した。このあたりの歴史は鉄オタが詳しい。国鉄が民営化したとき大丈夫と言われたのが東と東海。まずいのが北海道と四国と九州。西は中立よりやや悪い方だったと思う。貨物はわからない。

JR九州で残っている赤字路線。

togetter.com

http://www.diplo.jp/articles16/1606-1chemindefer.html

 

JALも同じで政府の管理下(企業再生支援機構)になったときに、地方への赤字路線を廃止した。問題は経営ではなく赤字の地方路線の維持だった(赤字だけど撤退できない問題)。民営化は赤字を減らす使命を持っている。そうしないと債務超過になる。

某社長が公務員が多すぎると言っていたがあれは会社経営だと正しい。社員と国民は違うという視点がないというところで間違えている。

民間でも米国西海岸である条例が出来て、それは「お店に車椅子用のスロープが必須」になったが、抜け穴があって会員制だとなくてもよいことになっていた。そしたら会員制のお店に変わっていたそうだ。利益を生まない制度は腐る

逆に排除できない、してはいけないところが行政である。だからこそ非効率になる。では行政と民間の中間企業はどうなるか。

公共に近い私企業のジレンマ

問題はJRで営利目的の会社であること公共交通機関であることの二面性である。そしてこの資本主義と公共性がぶつかったときである。

類似のところとして、ホテルやタクシーがある。双方とも市場での自由な取引が規制されている。

 

togetter.com

 

逆パターンだと宮下公園(渋谷区)になる。

公共にお金を突っ込まないと資本の論理に潰される

本来公共性の高いところは税金投入(補助金)が必須なのだが、お金がなくて何も出来ない。公共性の高いというより公共である行政もお金がなくて何も出来ない。

効率性を高めれば排除した宮下公園(渋谷区)になる。あの場所は金を生む公園である(テナントがある)。

効率的にすれば窓口はない方が言い。電話もなくした方がいい。それは果たして行政か。

IT化で排除される人々