アジェンダコントロール
戦後左翼の最後の牙城
学術会議が人事拒否から始まる闘争になっているが、現在はお互いマイナスポイントを上げつつある。政権のワルっぷりは否定しようがないのだが、学術会議も純真無垢な存在ではなく開けてみればドロドロらしい(思想的には戦後左翼)。さらに金の話は問題ではないが大衆的には問題だと思われている。
長期的には政権の勝ちだと思う。だから学術会議側が上手い負け方を考えておかないと、表の理由にしている学問の自由まで死滅する可能性がある。
「戦後」型おサヨクリベラル殲滅するのに「役に立つ」からと橋下維新系ネオリベ突撃隊を放任しとると、あとになって祟るとはおも(*´Д`)
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) October 7, 2020
学術会議の実態(マイナスポイント)
この話は6人の学者が「特別職国家公務員」に入れませんでした、ということに過ぎないからだ。菅首相が気に食わない学者を大学から追いやったとか、科研費を打ち切ったとか言うなら確かに「弾圧」だが、単に研究活動の傍らに行う「名誉職」に選ばれませんでした、というだけの話である。
つまり、日本学術会議の会員の皆さんは、「我々はアカデミーだぞ。アカデミーにたてつくとは何事か」とやたらと胸を張るが、残念ながら現実としては、法的にも政府との関係的にも、そして独立性を担保するための財源的にしても、とても「アカデミー」と呼べるような代物ではないということなのだ。
【第724回】学術会議こそ学問の自由を守れ « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
微細なプラスチック片が分解されずに海に滞留し、摂取した魚、さらに人に害を及ぼすから、プラスチックの利用を大幅に削減しようというキャンペーンが、レジバッグ有料化やマイバッグ携帯につながった。このきっかけの1つは学術会議が海外の学術会議と手を携えて行った提唱であった。
「学問立国に泥」静岡県知事、学術会議人事を批判「首相の教養レベル露見」 - 毎日新聞
海外の権威に盲従しろという悪手もある。
科学誌「ネイチャー」 日本学術会議の任命見送り 社説に掲載 | 日本学術会議 | NHKニュース
前例:組合から活動家の拠点へ
組合がやがてある勢力に乗っ取られて、その組合ごと潰された事例がある。どうやって潰したかというと国鉄の民営化である。
日本学術会議の法学者は民主主義科学者協会法律部会メンバーばかり - 事実を整える