ネットは世界を狭くする
少し話題なった研究者の話です。内容は元記事を読んでもらって、気になるところをいくつか上げていきます。短く言うと一部の強者が世界を征してしまうことの問題です。
学習データの偏りがもたらす世界
Microsoft Research在籍中、今の顔認識は学習データが白人男性の顔に偏っているので肌の色が白くないと認識率が下がるという有名な論文を共著で発表しました。
これはまたアジア系にも不利になります。日本人などは欧米白人からみると幼く見えるので、20歳でも10代に見えてしまいます。これが画像検索でどうなるか? 児童と判定される可能性があります。幼いと見える基準は学習データに依存し、その学習データはアメリカ基準になります。
また
ネット上であまり集められない少数民族の言語などは当然反映されにくいので、結果的に裕福な国やコミュニティの文化が偏って反映される
文化的基準が一神教のキリスト中心になる可能性があります。対抗文化としてアラブや中華がありますが、ネットは未だ欧米中心で中華は特殊であす。
道徳一神教
ポリコレの時もそうでしたが、倫理観が誰の基準かが問題化してくるでしょう。