この記事の別の言い回しです。
反対派は部分しか見ていない
マネーとカルチャー
戦力はお金
ベイスターズが万年最下位だが、果たして本当に弱いのだろうか。
古い話だが各球団の選手給与の資料というのがあった。結論を言うと当時ベイスターズの給与は巨人の半分くらいだった。さらに選手の給与総額で勝利を計算すると一勝あたり選手の給与(一軍の総額だったと思う)が5000万くらいかかる計算だった。つまり、
勝利は金で買う
という結論だった。
当然総額が多い巨人が勝つようにできている。20年間で10回リーグ優勝する(CSはなし)。ベイズは一回だけ=5%。
野村阪神が負けていたとき球団に話を聞いたら「選手の給与を上げると優勝してしまって、さらお金がかかる(年俸を上げないとならない)から出さない」と言われた。後に金がかかる選手をFAで取って優勝した。それが星野監督時代の金本(元・広島)である。
サッカーでもマンチェスター・ユナイテッドが強かったときも、ほぼ給与と勝利=順位が相関した。さらに監督は勝利にどのくらい貢献しているかという話になり、当時ファーガソン監督で確か3~5勝分くらい価値があったはずである(3~5ポイントかもしれない)。
貧乏な軍隊
現状日本のコロナ対策は穴の開いたバケツである。穴の開いたバケツは国民が買い換えないからである。行政(と政治家)は古い設備で戦っている。
その理由は以下の記事。
無いけど何かするから口だけになる。
中央なき軍隊と文化論
日本人は中央統制を嫌う。だから制度的に中央統制機構を作って有名無実化してしまう。組織図は紙に書いたインクのシミ以上の価値はない。
実例はプロ野球でコミッショナーがトップなのか、ナベツネがトップなのかわからない(ナベツネが事実上トップです。関西だと某鶴さん)。中央は常に空白なのである。これが現時点での官邸である。
逆に使い慣れていない中央統制を使った現場に介入して混乱する。これが大阪維新の会である。
どっちも不慣れで練習不足なため使えないのである。そもそも日本文化に馴染んでない。優秀な指導者は育てる土壌がないと育たない。日本にその土壌があったことはほとんどない。
中央が空白になっている事例とその理由(文化論的な話)