経験と感覚
以前将棋の名人になった人がいて、どうやって名人になったかという話しになった。
その人曰く、まず戦力分析をした。将棋は特に若い人が優位である。その中で自分の優位は何かを考えた。その結論は経験だった。
しかしさらに考えた。その経験が一番邪魔をしているのだと。そして若い連中に将棋を教わりに行った。古くなった経験を捨て新しい感覚を身につけるために若手を集めて道場を作った。
経験とはその時代(感覚)にマッチした経験であって次の時代にマッチするとは限らない。土台が変わるから。土台が変わっても経験を変えられないと徐々に落ちてくる。将棋の世界は実力主義なので対応できないとクラス(5部リーグ制)が落ちる。
経験を捨てられないと老害になる。
老害化するリベラル
リベラルが高齢者に偏るわけは、かつてアメリカがお手本になる国だったからです。海外では~はほぼアメリカとEUです。大昔は唐ですね。理想としたのがリベラリズムだったのです。多少誤訳があったとしても。
この海外が正しかった経験から逃れられないのです。土台が変わっているのに経験が土台からズレている。そして経験は捨てられない。だから頑固者や老害になるのです。
老害化するリベラルの話はこちらに雑にまとめてます。