接点のない世界

コメント欄に「スネ夫ジャイアンが接点がない。のび太の家庭はむしろ勉強させようとしている」とあって、そうそうと思った。違いは大卒サラリーマン家庭と商店街の子供である。

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接点がないのは、ジャイアンスネ夫だと思う。野比家は教育方針に難はあれ、子どもに勉強させようとしている。剛田家にその様子は見られないので、教育を通じた階層移動を最初から考えてない。

伝聞だが昭和を過ごした世代だと親の意識レベルが違っていて、高卒前提と大学進学前提の家庭があった。スネ夫は明らかに大学を前提にしている家庭で、ジャイアン=商店街の子供の家庭は高校だけは卒業して欲しいと思っている。この親の意識の違いが勉強の差に出るため特に小学校の授業が大変なことになる。

何度も書いているが問題は家庭から持ち込まれる。意識の差も持ち込まれる。スネ夫は間違いなく現代なら中学受験か無理して小学校から慶応に行かせる。通えるかどうかはわからないけど都内前提(世田谷区?)ならあり得る。

 

アメリカ人が日本は金持ちとそうでない人が同じ地区に住んでいるという話は下記の本にも書いてあったはず。某工業地帯跡地にタワマンが建って新中産階級と地元の労働者階級が小学校で邂逅して金持ちの子供がいじめられる話もある。

ただ本の趣旨は徐々に金持ち地区と貧乏地区に分かれているという話になっている。

アメリカは露骨に分かれている。日本でも某金持ち地区は分筆を許さず、土地の値段を維持しようとしている。土地を分割すると価格が下落して住民の質が落ちるためである。

geopolitics.hatenablog.com

むりやりドラえもんの世界をアメリカに置き換えるならブレックファースト・クラブになるかも。

アメリカの高校生(高校まで義務教育)が同じ部屋で勉強をする話である(確か赤点の補習)。アメリカのスクールカーストを反映していた上はアメフト部のジョックから下のナードまで。そしてそれぞれ問題を抱えている。