部活をしていたら間に合わない?~共通テスト考(2022)~

2022年1月時点での印象。

 

共通テストの二次試験化

今年2022年の共通テストは難しかった。難しいというより長文化していて、テストとして長文の読み方=情報の取捨選択ができないとそもそも最後まで読めない。情報処理の試験になっている。はっきり言えば面倒くさい。

レベル(面倒くささ)は国立二次、有名私大レベルになっている。つまり共通テスト大学向けという個別対策が必要になると予想されている。センター時代は基礎を理解していれば取れたが、共通テストは特殊な試験=個別対策ということになる。

いろいろな受験サイト・予備校で指摘されると思うがこの傾向は続くと思う。よってこの傾向である前提で取り組まないとならない。

部活は足かせ~高一から始める受験生活~

問題は部活である。

部活をすると勉強時間が確保しづらい。部活と合格実績は反比例するようになるだろう。高1から始める受験生活になる。高2の夏で引退がデットラインになると思われれる。高3や高2の冬は危ない可能性がある。しかも情報科目という新科目が2025年から始まり、5教科8科目体制になるとさらに量が増える。これをこなすだけでも大変である。

共通テストが従来のセンター試験のような足きりではなく、国立2次試験のようなテストになっている。この対策に時間がかかる。そのために受験勉強が変わらざるを得ない。

以前センター試験を二つ作るという話があった。結局立ち消えになり、全員が受ける難しい試験となったと思われる。教育改革は上の方に合わせている感じで下の方が被害を受ける。素晴らしい教育も下の方には無益有害ではないだろうか。

塾とか行かず高学歴な父「少しやれば関関同立は行けるという感覚でいたが、子に勉強教えてみると行かせるの凄いむずい。」 - Togetter