検閲された世界~新聞を読むと世界がわからなくなる~

プラウダは真実という言葉らしいが、掲げた言葉と反対の言葉になる場合が多い。

検閲は真っ黒に塗りつぶすことではない。塗りつぶしたことすらわからないようにすることである。はじめから何も書いてない。

編集権が作り出すずれた世界

テレビでも紙媒体でも編集者の意図が入るためある程度情報統制がある。それはカラーとして必要だと思う。

ただ生の情報としての本のランキングなどが改変されるといろいろ変なことが起きる。具体的に言えば朝日新聞を読んでいると世界から乖離してしまう。

かつてある本が軒並みランキング上位に来たがその週のテレビ番組(ブランチのような番組)や新聞の本のランキングでなぜかその本が外されていた。これは野球の試合結果が意図的に載ってないのと同じではないだろうか。その世界には存在すらしないものが、本屋の店頭で週間ベストセラーになっている。本はまだわかる。しかし意図的に排除された世界と現場で見る世界の違いにどれだけ気がつけるだろうか。

ただ反ワクチン本が上位に来るとそれはそれで困る気がするので悪いとは断定できない。

どの蛇口から水を飲むか

爆笑問題太田光が新聞の社説を読んでいるシーン(情熱大陸)を見て、あ、ネタ元が悪いと思った。筋が悪い。

西部邁の最大の親友だった東大生が84歳になっても「中核派」議長を務めているワケ(田原 総一朗) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

新聞のバックナンバーを読むと世相がわかるではなく特殊な世界しか見えない。自社の新聞が本当に正しいのか疑問を持てなくなる。要するにデータベースとして使えないどころかその毒に犯される。

 

 

情報操作は戦争の基本でそこを狙って自主検閲をした人たちの子孫がメディア関係者である。これは閉ざされた言語空間で語られている話である。ただアメリカはこの事実をを情報公開しているためさすがアメリカだと言わざるを得ない。

 

ある本がこちら。