保証された正しさと仕草

 

20世紀の理想を潰した21世紀

理想主義の後には現実主義がやってくる。

保証された正しさ

テレビを含む言論界がおかしくなっている理由は保証された正しさ保証されなくなっていることに起因する。「こう言っておけばよい」というものが現実から否定されているからである。特にウクライナ情勢はそういったことが起きている。

現実が否定していることは具体的に書くと、

  • 戦争反対(平和主義)
  • 反軍隊
  • 愛国心
  • フェミニズム(男だけが兵隊になる=男女平等に反する。一部女性もいるが)

特に最後が問題で男女平等なのに先頭に立っている人は男性しかいない。「男も兵役を拒否できる権利」が今のところ限界である。

愛国心は祖国防衛という現実に対して何も答えられない。

戦後の平和思考

橋下徹が「左翼」として叩かれた理由は、あの思考の元である精神があの時代の正しさだったからである。言動が右翼的であっても若いときに身につけた根本は逃れられない。彼が左翼ということがわからない人は認識が若いかずれている。ある一定世代ならあれが左翼なのである。

伝統的な左翼の中核的な勢力の外周に属するような人々が、左翼的な言説を代わりに主張している。

プーチンの「陰謀論」に踊らされる左派系言論人…ウクライナ「代理戦争」論の錯誤と罪悪(篠田 英朗) | マネー現代 | 講談社

[B! ロシア] プーチンの「陰謀論」に踊らされる左派系言論人…ウクライナ「代理戦争」論の錯誤と罪悪(篠田 英朗) @moneygendai

 

戦争を否定された世代の思考法は、戦争回避→降伏を進める→条件闘争(領土割譲を申し出て安全を確保や武装解除など)→国連監視(国連信仰)というルートをたどったのだと思われる。

代理戦争という過去

代理戦争は米ソ冷戦であったことで地政学で考えると大陸国と海洋国の間で戦争が起きる。裏で動かしているのが米ソということになる。

これは裏を返せば反米である。反米は正しい。愛国からくる反米である。だが愛国は否定されている。だから反米だけ悪目立ちする。

 

米ソ代理戦争が背景にある。

 

マスコミが騒げば正義だったが、現場からそれは加害行為だと叩かれ始めた。風評加害という言葉が生まれた。