ジェンダーの正体は経済合理性である
肉体的能力が意味をなさなくなるとオス・メス間の能力差が消える。
大分・高崎山で近年メスのボスザルが出て来たという。サルがジェンダー平等に配慮したのではなく、エサをイモから穀物に代えたのが決定的だったらしい。イモの取り合いには腕力が物を言うが、穀物を拾うのには単に手間がかかる。こうして生存のために性差が無意味になったのが大きかったのだとか。
— spartacus (@accentdeverite) April 17, 2022
性差の不平等問題について、自然人類学的にはなかなか含蓄のある話だと思う。ヒトでも、男性優位は多分に軍事の重要性ゆえであり、近代ではここに工場労働が加わる。完全に人に餌付けされて、さかんに小麦の粒を拾っているサルたちの姿はそれなりに切ないものでもあったが、面白い話だった。
— spartacus (@accentdeverite) April 17, 2022
前から書いているとおり経済性というやっかいな問題である。
前に書いたもの。