アメリカのエリートは超勤勉
フランクリンの思想なのかプロテスタントの精神なのかはわかりませんが、エリートは勤勉です。その結果その勤勉さの報酬として特権を得るべきであるという思考になります。
和製サイボーグの現状はこちらが詳しい。
勤勉(結果として成功)は特権を得るに値する
勤勉は努力と置き換え可能です。努力したから今の地位を得たのでその恩恵を受けるべきだという洗脳が子供の頃から教育を通じて身についています。アメリカのエリート学校は孟母三遷が必要です。さらに名門大学も大変です(例えば寄付)。
米国のエリート達は、自分達が勤勉であるから特権を受けるに値するという洗脳教育を家庭でも学校でも受けるからです。
努力しない人への軽蔑
それが逆に向くとどうなるか。努力をしないクズになります。そしてそういう人は救済(福祉)の対象から外します。
アメリカで成功してる人(上流階級)は『努力をして人格的にも立派な人間』ばかりで、逆に言うと失敗した人間(下流層)は『努力をしてない人格的にも劣った人間』ばかり(という前提)なので、アメリカだとどんなにバカにしても許されるんですね。いや冗談とじゃない無いんですよこれ、だからスパイダーマンのピーターとハリーが階級を超えた真の親友扱いされてるわけで……
「なぜアメリカの男性がトートバックを持たないのか」その背景にあったものは「人にどう見られるか」にあった - Togetter
ただし努力も環境が強く影響していることを無視して。
家庭環境における進学状況 OECDedu2018より - geopoliticsさんの日記(無回転思考)
この洗脳には致命的な副作用が伴います。なぜなら、勤勉ならば特権を受けるに値するの裏返しをざっくばらんに言えば…、
勤勉でない連中はクズだ
だからです。
なぜ努力すらできないこと無視するかというと自身の基盤=特権が崩れるからです。
だから、救済対象の選定方法は努力主義になります。
リベラルが人種差別やLGBTQの問題に取り組む理由もこのロジック上に存在しています。この人は勤勉なのに、黒人/性的マイノリティだから、という理由で特権を受けるに値しないのは良くない、というのがリベラルの考えの本当の所です。
「弱者を選ぶな」ということです。