メディアが作る虚構~メディアは自分の過去が信用できない事態に~

メディアが書く偽史

前から書いているが新聞も含め、過去の自社製品が売れなかったにもかかわらず売れたとするので、アーカイブが信用できなくなっている。メディアが作り出した虚構、例えば新聞に載っているがこれが本当にあったかどうかがわからない(選挙の争点で必ず入るが調査だとほぼ見ない項目など)。

これが特にそうである。昔はある程度世情と一致していたが、いつからか外れて仲間内の論理になってしまった。

自由国民社が勝手に決めてる新語・流行語大賞、2024年は「ふてほど」に決定するも発表した日が過去一番に流行っていると話題に : 市況かぶ全力2階建

 

[B! 言葉] 年間大賞に「ふてほど」 2024年「新語・流行語大賞」発表 | NHK

ふてほど=不適切報道に切り替えようキャンペーン実施中らしい。かつてKYを空気読めないに変えたように。KYは朝日新聞の珊瑚事件のことである。

未来人がこれを調べたときにどこまで本当だったか判別が付かない。さらに悪いことに流行していたのにも流行してなかったと思われてしまう。日本レコード大賞がいつから芸能界の内輪ネタになったのか。少なくとも70年代は本当だった。

ほかにもある。

さすがにプロメテウスの罠が賞を取るとは思わなかった。「新聞記者」が日本アカデミー賞を取ったときは大丈夫かと思った(「翔んで埼玉」がヒットした年)。

 

 

実は戦後の歴史もメディアが書いただけで、その空間が強固だったのでばれなかった。ネットの発達により情報の流通独占がかわった。そのため嘘がばれやすくなった。

 

過去の選考結果|三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2024」

 

流行語が流行していない問題は、テレビの衰退と同じで興味の分散化でマスがいなくなったからである。もはやマスを相手にした商売が成り立たない。これは小室哲哉がどこかで語っていた。彼はプロデューサーなのでマーケティング的に音楽を作ってヒットさせた。100万枚売れる市場は消えて、1万枚が100曲分売れる市場に変化した。お笑いの島田紳助もお笑いは細分化すると予測して実際にその波に乗って成功した。今は細分化しすぎてヒットが生まれにくい。