平等における混乱

 

不安定な社会を終わらせる統治の技術~諸子百家

まず儒教儒教道徳は違う。日本は儒教道徳です。儒教は宗教とは違う。法家や兵家と同じジャンルの儒家です。

儒教は序列をつけるという話があるが序列がない世界は混沌である。

周王朝とその後の春秋戦国時代

周王朝の権威が落ち、各諸侯が王を勝手に名乗り戦争をし始めたのが戦国時代である。

この時期にどうすべきかが争われた。諸子百家という言葉が生まれた。有名なところは斉という国で「稷下の学士」・「稷下の学宮」という言葉が残っている*1

中国における春秋戦国時代の混乱期で生き残った思想が法家や兵家で、韓非子はその著書で儒教を否定している(守株待兎・しゅしゅたいと)。劉邦も最初は儒家を馬鹿にしていたが後に取り入れている。安定期の政治術だと思われる。

この混乱に法家(商鞅韓非子)で中国を統一したのが秦王で後の皇帝を名乗る。始皇帝である。

社会構造から見る

日本で大人気のフランスの歴史人口学者のトッドが社会構造を家族から導き出した。中国は家父長制だが父親の権力が強く、子供たちが平等である。強い父が亡くなると同等な子供が権力争いをする。対等平等は権力争いの時にマイナスに働く。

日本は春日局が頑張って家康に家光を跡継ぎと認めさせ3代将軍になれた。後に官学として儒教朱子学)が流行る。ただ日本は儒教の応用編である孟子の革命思想が流行らなかった。革命は親を討つ子の事である。もっと言うと縦の秩序を破壊する行為も正当化したのが易姓革命である。殷(商)が滅んで周が出来た理由を問われた時に出た理屈である。

二世議員は選挙区に平和をもたらす

現代日本だと揉めるのが選挙である。現職が引退した後に誰が後を継ぐかである。子供が一番良い。次は秘書で地元の秘書(城代家老)か東京事務所の秘書(江戸家老)かで揉めるらしい。二世議員を嫌う人は野党である。なぜなら与党の票が割れて棚ぼたで議席が回ってくるからである。

 

 

西洋の混乱とその対応はホッブズですね。