北海海の地政学
地政学
地政学の理解だと北極海のルートの確保ですね。ここを通れれば南回りよりかなり短縮できる。スエズ運河やパナマ運河以外のルートを使わずに太平洋と大西洋をつなぐ海の道はアフリカの南にある喜望峰か南アメリカの南にあるドレーク海峡しかない。残りは北回り、つまり北極側のルートになる。
トランプ氏が記者会見、グリーンランドやパナマ運河の獲得に軍事力行使の可能性排除せず - CNN.co.jp
地球温暖化で北極が通りやすくなるルートになる。ロシアが一番面している北側は冬に凍るので港が使えない。不凍港は日本の近い東側だとウラジオストックになる。
ということで地図で見ると理解しやすい。トランプ次期大統領が他になにか考えているかはわからないけど、現時点で北回りのルートじゃないかなあと思います。
アメリカのトランプ氏、グリーンランド購入へデンマークに圧力 拒否なら高関税 - 日本経済新聞
「グリーンランド購入」は一見、荒唐無稽のようにみえますが、実際に行いたいのはNATOの国防負担増強。グリーランドはデンマーク領。軍事費増を進めていますがデンマークの現在の負担は欧州の目標であるGDPの2%以下。 #NewsPicks https://t.co/8lU77lsYBW
— 前嶋和弘 (@kmaeshima) January 8, 2025
地下資源
トランプは商売人(ビジネスマン)の思考なのでやはり地球最後の未開発地として狙いを定めたのかもしれない。もう一つあるが南極は無理である。
たとえばグリーンランドは希土類元素(レアアース)など天然資源の宝庫で、気候変動で島内の氷が融解すればこれらの資源に容易にアクセスできるようになるかもしれない。
EV(電気自動車)のモーターや携帯端末などの精密機器に不可欠なレアアース(希土類)を含む地下資源が豊富で、地球温暖化により北極圏の氷が解けて航路が拡大していることから、国際的に開発への関心が高まっている。