キャンセル砲は相手も持っている

 

いつまでも殴る側でいるとは限らない~キャンセルカルチャーの撃ち合い~

キャンセルの使い手だった。

「宇崎ちゃん」献血ポスターはなぜ問題か…「女性差別」から考える(牟田 和恵) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

今回自分がキャンセルをされた。

「キャンセル」が危うくするもの:ひょうご人権総合講座からの講演取り消し依頼を受けて |牟田和恵

 

キャンセルカルチャーはリベラルの持ち物だったらしい。 - Togetter

前から指摘しているが、リベラルの認識は特権階級で指導的立場であり、下々が上に向かって意見を言うことを認めない貴族である。寡頭政治を理想とする集団がリベラルである。

予測された対立~ジェンダーとLGBTQ~

で、面白いのが原因である。それは「男女」と「中間の人」との対立である。

「男女平等」の男女には中間の人は含まれない。そこに中間の人が存在するとなると論理に破綻が起きる。なぜなら男女二種類しかいない前提ですべて出来ているからだ。女性を差別する男性。これが基本定理である。女性を差別する男性で男性は一種類、女性も一種類である。

男女差別に中間の人は含まれない。トランス女性などは頭に入れていない。その結果、論理の帰結として対立してしまう。男女問題に中間の性は存在しない。LGBTQは絶対に認められない。もし認めると男女の違いというくくりが意味をなさないからだ。もし組み込むともっと複雑になる。

例えば役員が男性ばかりという批判があるが、全員の性を完全に見分けられない限り女性がいないなどとは言えない。もしどちらかの性か明らかにせよと強要するとアウティングになる。だから男性だらけの写真に男女差別を発見および発明は出来ない。男性に見える女性は男性か女性か。男女差別論者は議論できない。男性は見た目も中身も同じ完全体であるとしているからである。

 

男女二元論は4つの性があるはずであるが無視している。

トランス女性の性はどちら?

見かけは男性心は女性」(トランス女性)は女性として女性用トイレ及び女風呂にしないとならないが、そうすることで女性の安全性が脅かされるため、そこは絶対に認めないということになる。これがトランス女性への差別だと問題化した。

トランス問題と女性の安全は無関係か---「LGBTQ+への差別・憎悪に抗議するフェミニストからの緊急声明 」についてフェミニストからの疑問と批判|牟田和恵

体は男だから男用に行けということである。

 

これ自体は不思議ではないしLGBTQに理解を示しつつそこは男風呂だろうと思う。ただLGBTQ支援者は女性用トイレ女風呂に入れるように要望している。対男性で戦ってきたジェンダー側(フェミニスト)はかなり劣勢に立たされる。理由は敵は男だけでなく中間の人も含まれることと、そして一番重要だが人権が上か下かという対決になるからである。

人権に上下はないが日本ではかわいそうランキングで上下がつく。最上位は女性で次は子供、その次が男性である。女性が子供より上位なのは母親の子殺しが軽い刑罰になるからである。この国では子供より女性の方が人権が上である。男女の差は実子誘拐を見れば母親優位である。

 

BuzzFeedが誤魔化すLGBT問題の三論点 | アゴラ 言論プラットフォーム