現実の追試「当たり前」が受賞~ノーベル経済学賞2023年~

ネットで初出は2019年です。日本の学者は何をしていたのか気になります。

経済学なのでトレードオフの考えが基本にあります。鋼の錬金術師なら等価交換の法則です。何かを得ようとすると何かを失う。

女性が子供を得ると仕事を失うがここでのお話です。そして子供の面倒を誰が見るかが解決策です。子供の世話をするのは基本的に女性で男性も可能だが女性はそれを選択しないです。それは主夫になるからです。女性は主夫と結婚しないのです。

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政策的にやるなら女も男並みに働かないと死ぬとすれば男女の賃金格差(格差の原因は女性の労働負荷が軽いから)はなくなり、そして子供が減ります。

ガラスの天井はなく子供の重りがあるだけである。

 

差別では無く区別~男並みに働けない女達~

散々議論された女は働き手として信用できない理論が証明された。

ゴールディン教授の研究は、政府の介入や男性の家庭参加に加えて、長時間労働を改めるなど、企業が男女間の格差是正に向けて柔軟な働き方を認めることを論理的に後押ししたとされています。

ノーベル経済学賞に男女間の格差是正など研究のゴールディン氏 | NHK | ノーベル賞2023

強調引用者付記

女性の医者が顕著だが、資本家から見て女性は男性より使い勝手が悪いからである。

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受賞に関する本の詳しい説明

カギを握るのは「時給プレミアム」だ。長時間または不規則な勤務で時間当たりの賃金が上がる場合に、その割増分(=時給プレミアム)が大きい職種では、職場で長時間待機するような働き方が有利となる。結果的に、夫婦で仕事と家事を公平に分担するのではなく、夫が職場、妻が家庭での待機に時間を割くような専門化が起こりやすくなる。

書評:なぜ男女の賃金に格差があるのか|安田 洋祐

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男性に出産はない~男は育児をしないで管理職をやる

男は無制限に働かせ放題だが女性はそれができない。故に女性の賃金は男性より低くなりがち(男性は女性より賃金が高くなる)。大きくは子供がいるかどうかである。

また、出産があると職場から離れるため戦力として数えられない。よって男性並みの賃金or男性並みに採用数にはならない。ちなみに平等な職場として公務員があるが、産休を埋めるのは誰かという別の問題がある。

ある人が男性は労働力のダンピングをしているだと指摘していたがまさに労働力の安売りで女性より優位に立っている。差別では無く労働問題である。

以前から指摘している賃金は労働問題説

医学部受験で女性が差別された話を肴に、女性が長時間労働をしない限り男性と同等にならないという話を書いています。男女平等が進んだ世界で男性並みに働くには月100時間の残業が必要です。

書いた時点で2019年。

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女性が男並みに働く世界

こういう感じになります。

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医者だと女性でもかなり稼げるため独身率が高いです。

誰が子供の面倒を見るのか~チャイルドペナルティ~

選択肢は3つ

  1. 女性
  2. 男性
  3. 外注

1.女性は従来方式でこれが女性の賃金を下げている。

2.男性はいわゆる主夫で女性が代わりにバリバリ働いて夫を養う。

3.外注化は家事育児をする人を雇う。ベビーシッター、お手伝いさん、家政婦が必要でかなり高い。

1と2の折衷案は双方が負担をするが給与は低くなる。出世しない男と女になる。

3も実は問題でかわいそうな女の子を増やす低賃金女性が生まれる。先進国は移民女性がやっている。いわゆる現代の奴隷制になる。

理解あるおじさん達が引退し始め、平等意識がある若者が入ってくるとより女性に甘いことは言わなくなります。

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これを指摘した映画がこちら。

 

 

プレミアムが付かないと人手不足

バス業界は朝夕の実働とその間の待機時間があり、双方合わせると半日以上働いていることになる(15時間くらいらしい)。この時給プレミアムを減らした結果、人手不足になった。

大阪市が民間並みに減らしたが実際は民間が安すぎて今は人手が足らない。大型二種面という特殊な免許を持っても人並みに稼げない。

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戦力にならない女性の使い方

お嫁さん候補です。社内恋愛、寿退社、出産、マイホームのローン、男は単身赴任のコンボ技です。男女平等で女性(妻)の方がが単身赴任するというバグがあります。