戦力化された女たち~男女雇用機会均等法の副作用~

 

「女性が経済的に困窮しているのであれば、本人(女性)が働くべきだ」という考えが主流だからです。

なぜ日本は「稼がない男」に対して厳しいのか : 読売新聞

 

 

男扱いされる女たち~女性保護から活用への現場~

男女雇用機会均等法は女性の取り扱いが雑にしても良くなった。それが男並みだから。

男女平等は女性を特別扱いしないということです。

かつての縛りと解放されたもの

今まで禁止されていたこと(昭和60年は西暦1985年)。

昭和60年以前の女性保護

・残業:原則として一日2時間、週6時間まで

・深夜業(夜10時から朝5時まで):原則禁止 一部の業務のみOK

・危険有害業務:ボイラー、クレーン等の取扱い、 5メートル以上の高所作業、深さ5メートル以 上の穴の中の作業その他の禁止

・帰郷旅費支給の義務付け ・母性保護

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11902000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Koyoukintouseisakuka/0000087683.pdf

解禁されたことを見れば一目瞭然。

・あわせて労働基準法等を改正

残業規制の上限を引き上げ

深夜業可能な業務の拡大

母性保護以外の危険有害業務の規制を大幅に解除 等

女性の戦力化するため、危険地帯に女性も進出することが出来る。というよりしなければならない。

「やれない」から「やらない」への転換

明確に禁止されていたことが出来るようになったので、あとは女性の意思と能力ということになる。

その結果、女性保護という一等車に乗っていたら、男が乗っていた三等車送りになって慌てている状況である。

geopolitics.hatenadiary.com

ここで問題が発生する。男並みに働かない女性という存在である。

男と同等に出来ないと二級市民にされる。それを差別と取るか経済合理性故に福祉の対象にするか。

福祉なので困難女性支援法

 

 

geopolitics.hatenadiary.com