縮み行く日本で何を切り捨てるかが始まっている

公務員削減が議題になるのは当面影響がないと思っているから。公務員削減はサービスの削減につながるわけで、例えば救急車が減れば患者が死にやすくなるかも知れない。頭数を減らすので当然頻度や精度が落ちる。もちろん職場はブラック化するので新卒の能力は落ちてくる。実際某分野では就職偏差値が徐々に落ちている。戦力にならないは面倒を見る余裕がないはで質ががた落ちになる。

http://www.47news.jp/news/2012/01/post_20120130145403.html

ここまでが前説

実際の問題は何を減らすかという話で老人向けは減らせないから若者向けを減らすようになるだろうということ。削るのは消費ではなく投資になっているような気がしてならない。

孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本 (朝日新書)

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橋下市長がいろいろやっているが本質的には金がないので費用をばっさり切っているだけである。どこを切るかは切りやすい部分かどうかで決める。オーケストラ補助金廃止は市民にとって当面影響がないと思われているのだろう。だから切っても大丈夫と判断した。年3兆円の財政でたかだか1億円の補助金である。これを一里塚として各個撃破していくのだろう。本筋は毎年増える社会保障だが年寄り分野に手を付けないのは知恵者だからだろうか。次期衆議院選は2014年(任期満了)です。
大阪市「子どもの家」廃止 子どもの貧困は家族の貧困 WEDGE Infinity(ウェッジ)