体罰とは選択された結果である 先生達のSOSを読み取れるか

まとめ:「問題はそこじゃないんだよ」という訴え
体罰とかで騒いでる暇ないよこれから学校教育は本当に苦難の5年を迎える - 技術教師ブログ
言いたいことは書かれているので付け足すことはない。つまり色々な事情が重なって結果が生まれたのであって、結果そのものを問題にしてもあまり意味が無く、生産的ではない。だから入試中止は問題を先送りしているだけである。たまたま教育行政の歪みが部活に起きてしまった。
橋下市長は深く熟考するタイプではない。だから余計現場に混乱をもたらす可能性がある。学校はそもそもおかしなところで、そこに世間と同じ社会性を持たせると内部が崩壊する。
例えば
部活の異常性
教師側から見た部活とは
桜宮高校で「顧問王国」が出来てしまったたった一つの理由

追記
上の二つの長文を読んでこれを読むと少し違う気がする。対処療法としては悪くないが、根本は変わらないのでまた起きる。

根本はこれ。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130131/mrt13013122100016-n1.htm
 プロスポーツと異なり、アマチュアで代表監督を生業とする指導者はほとんどいない。多くは公務員や会社員、大学教員などの肩書を持ち、本職にかかわる時間を削りながらトップアスリートを鍛えているのが実情だ。

評価されない仕事なのでなり手がいない。「なり手」にお願いをしている状況なので協会側も強く出られない。

http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20130202/spo1302021512004-n1.htm
「指導者の仕事に魅力が薄く、質の高い人材をのぞめない側面がある。代表コーチは海外遠征が多い激務なのに高給は期待できない。指導者の適性うんぬんより、『やれる人にやってもらわなければ』という状態」(全柔連関係者)

橋下市長の根本的な間違いはこの構造を把握していないことです。入試をしないとか、教師を全部変えるとか、校長を年度内に更迭するというものがいかに的はずれか。素人が口出しするとアマチュア・スポーツそのものを壊しかねない。それが目的なら別です。

マチュアスポーツの問題点をサッカーから見ると。
http://www.footballchannel.jp/2013/02/01/post2061/
マチュアスポーツの裏の顔

高校野球「裏」ビジネス (ちくま新書)

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追記了)
今回の早期退職は崩壊の始まりである。関わっている人が逃げ出した。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130123/t10015007351000.html
人の熱意に依存したシステムは脆弱である。

法律をいじったり日教組を目の敵にしたりして遊んでいる暇はない。

「戦線から遠のくと楽観主義が現実にとって替わる。そして最高意思決定の段階において現実なるものはしばしば存在しない、戦争に負けているときは特にそうだ。」
「機動警察パトレイバー2 The Movie」の劇中、後藤隊長の台詞で「戦... - Yahoo!知恵袋

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130124/edc13012414210005-n1.htm
だからそういうことではない。
先生の現状はこれ一冊で足りると思います。

いま、先生は

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公務員の非正規雇用
非正規公務員 (ヒセイキコウムイン)

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官製ワーキングプア―自治体の非正規雇用と民間委託

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労働政党は何かしたのかな。
国際労働基準で日本を変える―ILO活用ガイドブック

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今、必要なのは正しいそして難しい撤退戦である。