米大統領以上の権限がある日本の首相 強すぎる内閣

日本の首相は90年代以降に始まった政治改革でアメリカ大統領以上の権限を有することになった。

それ以前に、憲法上も特別な地位がある。

最高裁判所長官内閣の指名に基づき天皇が任命する。最高裁判所判事の任命は内閣が行い、天皇が認証する。

最高裁判所裁判官 - Wikipedia

憲法と政治改革が絡み合って、首相(内閣では無く)は独特な地位を得るまでになっている。

 

一番まとまっているのが『首相支配』。憲法上の規定以上に現実的制約、例えば派閥政治が幅をきかせいたが、90年代以降の政治改革(リクルート事件がきっかけ)でその派閥が消え元々の憲法上にある権力が現実化した過程が描かれている。

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

 

もっと詳しいもの

 

平成デモクラシー史 (ちくま新書)

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日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

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 実は新しくないという自民党内部の話。新しい入れ物に古い酒。

自民党―「一強」の実像 (中公新書)

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政治を変えるには選挙制度などの90年代以降の政治改革を元に戻すか、憲法を変えるしか無い。