教師に殉職を迫る文科大臣と教員給料削減による今後の影響

こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)

こんな上司が部下を追いつめる―産業医のファイルから (文春文庫)

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130124/edc13012414280006-n1.htm
トップがうちはブラック企業ですと宣伝している。辞めるインセンティブを作ってそれに乗った人を叩いている。

文科大臣や埼玉県知事が、先生が無責任ではなく先生に愛想を尽かされたと、とらえられない限り問題の把握は難しいだろう。

問題は二つ。
1 年度途中での制度変更を誰も止めなかった。
2 教育に金を使わないと宣言してしまった。

これにより教育に質は間違いなく落ちる。こんなところに就職したい人はいない。就職する人はやる気のある熱血指導者だ。このタイプは部活で生徒を殴るだろう。部活の体罰事件だけを見ている人は愚かである。

 「採用減で教師の高齢化が進み、若手の負担が極端に大きい。土日は部活動の引率などのせいで休みもほとんど取れない上、授業の計画など膨大な書類の処理に追われて日々の睡眠時間は2時間程度。正直、心が折れそうになる」
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20121101/ecn1211011219009-n1.htm

現在、病気で休職中の教師は約8500人。そのうちうつ病などの精神疾患が5000人以上を占めている。不祥事によって処分された教師より、壊れていく教師のほうが多いというのが現状なのだ。
いじめ報道で1600字×10枚のレポート提出求められた教師も│NEWSポストセブン

なぜ教員の給与は高かったのか









図表でみる教育 OECDインディケータ (2012年版)

図表でみる教育 OECDインディケータ (2012年版)

http://mainichi.jp/feature/news/20130125mog00m040026000c.html
◇人数は教員が突出

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130130-OYT1T00726.htm
「教諭が、授業中に教室を抜け出すなどした生徒を注意すると、『きもい』『消えろ』と暴言を受け、胸ぐらをつかまれることがあった。復帰後には『まだ生きていたのか』と言われた」とし、「教師としての尊厳を失い、うつ病を発症して自殺に追い込まれた」

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130201-00028131-r25
唯一「教育、学習支援業」だけは数字上、この2業種よりマシにみえるが、実際には休日の部活動引率や授業の準備など、統計には表れない膨大な「時間外労働」が存在するといわれ、やはり労働環境は過酷だ。

トップがこれだと士気が落ちますよ。
京都府

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130218-OYT8T01722.htm
退職手当を平均約140万円減額する府の条例が3月1日に施行されるのを前に、教職員、警察官ら計481人が施行前の2月末で「駆け込み退職」する意向を示していることがわかった。府警や府教委は人手の確保に追われているが、退職予定者からは「定年まで勤務すると退職金が減るという制度そのものがおかしい」との声も上がる。

 早期退職するのは、府職員76人(3月末の定年退職者129人)、京都市立学校を含む教職員275人(同489人)、警察官・警察職員130人(同154人)。府警では定年退職者の8割超にあたる。

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20121101/ecn1211011219009-n1.htm

大卒では小中学校の教諭や塾講師など「教育、学習支援」が48・8%でワースト1位。

駆け込み退職は無責任? 裏に潜む“職員室崩壊”の影:日経ビジネスオンライン

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130211/cpd1302111149009-n1.htm
もともと5日制は『ゆとり教育』や学力問題とはまったく関係なく、労働政策の一環として決まった。当時の貿易摩擦を背景に、欧米諸国から労働時間短縮の外圧を受けた政府が、まず公務員から手を付けたのが始まりだ

大阪市バス運転手「駆け込み早期退職」 民間並み給与大幅カットで1割が応募 : J-CASTニュース
反橋下続出で大阪バス運行支障も - ライブドアニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120117/lcl12011722510005-n1.htm

http://mainichi.jp/select/news/20130626k0000m040062000c.html

配置や給与などへの不満を退職理由に挙げた

大阪市:公募校長が着任3カ月で退職

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130626-OYT1T00239.htm
「若いからといって、各学年1学級しかない小規模校に配属され、給料も経歴に関係なく最低級。年功序列だ」と批判。
給料最低・小規模校…民間人校長、謝罪なき退職

待遇が悪く人員を確保できない。事実上の徴兵制へ。

http://mainichi.jp/select/news/20130727k0000e040141000c.html
 大阪市で今春、市立小学校の教頭を希望する教員が不足し、昇任試験で不合格にした6人を急きょ追加合格させていたことが分かった。教頭は多忙な上に待遇が悪く、希望者が年々減っている。昇任試験はこれまで希望者が受験していたが、市教委は今年度、教頭の候補者約350人を指名、校長の推薦者と合わせ、全員に原則として受験を義務付ける。市教委によると全国でも異例という。

文部科学省の調査(06年度)によると、公立小中学校教頭(副校長)の労働時間は、1日平均約11時間半〜12時間で、一般教諭より1時間ほど多い。教頭などへの昇任試験を巡っては、東京都で近年定員割れ。神戸市でも受験者が減っており、労働環境改善のため今年度から調査を進めている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131020/k10015409431000.html
1か月の残業時間は小学校では68時間36分、中学校では91時間43分、高校では79時間19分で、10年前より平均で20時間増えていることが分かりました。