専門家は役に立たない 机上の空論と実務の狭間

混乱した現場への介入は難しい

例の教授はウイルス(感染症)の専門家であって、現場に介入する専門家では無いように思える。それゆえ正論が通じないあの現場には役に立てない(机上の空論になってしまう。正論は事前と事後)。

あそこに必要なのは介入の専門家だけである。カウンセラーは介入するトレーニングを受けている(と聞いた)。混乱した状況をさらに混乱させないようにするにはそれ相応の訓練がいる。

専門家が正論を言うことではなく、やるべきことは現状を改善して正論に近づくようにする行程を作ることだとだと思う。

個人的に足らないと思うことは現場の指揮コントロール(誰が中心=責任部署か)と兵站=物と人だと思う。4000人近い人を隔離する施設は日本国内にない。さらにその人数をコントロールする専門家がいるかどうか。

 

 

中国は土地があるので金のパワーで強引にできたけど、日本は金はない・人はいないでできることが少なすぎる。中国も人はいないらしいけど。医療従事者はそう簡単に育成できない。

 

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