テレビの大きい枠を埋めるために「必要なデマ」
[B! COVID-19] 小池都知事にコロナのこと質問しまくってみた【ヒカキンTV】【新型コロナウイルス】
「感染経路不明が増える中で若者の比率は多いのか?」など…小池都知事と対談したHIKAKINさん、マスコミよりも的確に国民が知りたいことを代弁している点に称賛の嵐 - Togetter
前史としてのお笑いの変遷
かつてお笑いは舞台だった。そして楽屋が一つのヒエラルキーを構成していた。その後テレビが出だして、そこで人気と金を得る芸人が出てきた。これで楽屋という世界が崩壊した。
今そのテレビが崩壊しだしている。今でも人気者とお金を得るにはテレビが最適である。しかし、その土台が徐々に小さくなりはじめた。
きっと第7世代の子たちはライバルは芸人じゃなく、YouTuberと思っているはずです
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今はテレビ局から一斉募集がかかっても、若手芸人の応募がめちゃくちゃ少ないらしいんですよ。若い子は『この番組に出ても人生は変わらない。しんどい経験して、編集でカットされるかもしれない』と、わかっているから、そこに時間割くよりもバイトを優先してしまうんです
テレビのコスト
やしきたかじんは視聴率よりコストパフォーマンスが優先されると言っていた。視聴率はかつて程意味がない。ゴッドタンは5%だが業界視聴率が高いらしい。視聴率の意味が変わる。マスはいないかもしれない。90年代ヒットを飛ばした小室哲哉もマスが消えたことを認識していた(tiwtterの書き込み)。マスが消える=大ヒットはない。
そして舞台からテレビ。テレビからネットになった。そしてネット世界のナンバーワンユーチューバーが記者になった。
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中国でSARSが流行ったときに通販が流行した。今回はオンラインビデオだそうだ。実店舗向けのサービスがオンラインに取って代わられた。人は習慣で生きる。今後戻ることはないだろうと言われている。
ネットとリアルの境目が徐々に消えていく。可処分時間で若い人はほぼテレビを見ない。テレビがかつての映画のようになるかもしれない。テレビ局は不動産屋なので局としてはなくならないと思うけど。
二行と2時間
映画は2時間かかる(今は100分が多い)。しかしシナリオ(ログライン)は二行で書ける。そのくらい短い分量を二時間に薄めるのである。薄めたことを気付かせない演出が求められる。
マスコミの捻じ曲げる報道が必要な理由
テレビは枠が決まっているのでそれに合わせて素材を料理しないとならない。先にのべたように素材自体は本当に少ない。あらゆる的クニックを使って素材を料理しないとならない。
しかし腕のいい料理人は視聴者にとってよい料理人ではない。実は材料を出している生産者(企業や国)にとっても良くない。そこで材料を出す側がダイレクトに届ける方法を模索する。例えばニンテンドーダイレクト。
ダイレクトに流す
ダイレクトは噂によれば日経の飛ばし記事に任天堂側が切れたからだと言われている。いわっち時代に好評だったのでそれ以降多用するようになった。消費者側も好意的に書く必要はないが捻じ曲げる嘘を入れるのははっきりって迷惑である。
都知事もダイレクトへ
小池百合子東京都知事は今回子供に圧倒的に影響力のある人にダイレクトに繋いだ。これはマスコミ不信とテレビを見ない層向けのアピールである。そのうちネットに直通が出来るかもしれない。記者会見が不要というか頻繁にする必要がないのかもしれない。紙切れ一枚で十分ということが暴露される。先に述べた映画は二行で終わる話と一緒である。
マスコミ専業の終わり
1000万プレーヤーをいつまで雇えるか。本体は不動産屋なので潰れないけどうまい嘘を書ける記者が必要か疑問である。若者は本当にテレビも新聞も読まない。ヤフーニュースしか見ていない。しかしヤフーニュースは新聞社の記事である。さてどうなるか。週刊誌的になるかな。
素人に書かせる記事がマスコミでじゃあ専門家が書く記事で食えるかと言うよ微妙である。だから今まで通りなんでも屋の記者を大量に抱える必要がある。