家父長制の「父」がいなくなった
象徴の喪失
昔から日本の反権力は大きな父に甘える構図を維持してきた。その偉大なる父が逝去したことで反権力勢力が混乱している。安倍晋三を偉大なる父として最後の抵抗を試みている人たちが国葬反対である。
安倍元首相国葬 都内で反対デモ 鎌田慧さん、沢地久枝さん、佐高信さん、落合恵子さんら呼び掛け 新宿駅周辺で:東京新聞 TOKYO Web
神格化する反権力
死んだら使えない駒を生かすためにどうするか。神にするのである。実際は悪魔だけど日本だと神も悪魔も同じである。日本の神は疫病神が基本なので(厄災をもたらす神)。
象徴は使える
これは以前からあってオスプレイが象徴だった。わかりやすい機体でターゲットにされた。うるさい機種は他にもあるがなぜか狙われ続けた。
フェミニズムは「甘え」を使う
フェミニズムが娘のフェミニズムと言われるように「父に甘える娘」という構図を保っている。別の言い方をすれば家父長制前提の世界を構築している。父は男という権力者である。実は男は権力者ではない被害者だということになると混乱する。また父は女性だった場合も同じで、この場合名誉男性になる。男に甘える娘は維持される。
「幼年期の終わり」は来るのか。