ザ・日本の構造という感じですね。本質的問題は問題は2つです。
問題は横のつながりと外部化
横のつながり~連帯が生まれにくい構造~
以前読んだ本に日本は伝統的にタテのつながりが強いので、横の関係が希薄だとあった。村内で完結するため、外の村同士をつなぐパイプがない。それだと困ることがあるのでそのパイプ役が政治家でこれが最大の利益を得られる。
野球再編問題でオーナーたちが右往左往していたのは、当時球界の盟主、読売巨人オーナーのナベツネが引責辞任していて、横を操るまとめ役(パイプ役)が不在だったからだ。
ラジコ(radiko)が出来たのはパイプ役ががんばったから。ラジオ各社とスポンサー各社をまとめられる存在は広告代理店しかない。その代理店が電通で横のパイプ役となってまとめたらしい。
問題になっているこの話も半分はまとめ役の金で、あとは機能の外部化(外注化)というテレビ局と同じ話だと思う。
外部化
普段要らない労働力を外に置いて必要なときだけ買うという仕組み。ほぼ下請けがこれに近い。下請け同士がたたき合いをやって上が利益を得る。一番の上は消費者になる。
本質は下請け構造の安定性
下請け構造は土建屋が典型でそれがなぜかIT屋も同じ形態になった。本質的なところは企業・業界ではなく共通してしまう構造に注目すべきだと思います。
まとまれないは普通~野球の場合~
日本野球機構(プロ)
問題はアマチュアで
日本野球連盟(いわゆる社会人野球)
日本学生野球協会(大学と高校)
全日本大学野球連盟
日本高等学校野球連盟
軟式だと
少年野球はボーイズリーグ(大阪)とリトルリーグ(東京)があって混乱している。
日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)で大阪出身
日本リトルリーグ野球協会(リトルリーグ)で東京出身
多すぎて一覧がある。
一覧
日本のアマチュア野球
全日本野球会議があったが解散
日本の野球界はプロ・社会人・学生・軟式野球の4組織がそれぞれ独立して組織・運営され、発展してきたという歴史的な経緯があり、別の組織に干渉されることを過度に嫌っている。そのため、従来は野球界を統一して代表する団体を作ろうという動きにはなりにくかった。
漫画を読むために必要なこと。これも中央がないため個別の最適解=部分最適を目指している。お客としては不便でしかない。
いつの間にか14ものアプリをインストールする羽目になっている。
テレビ局の構造
半分は電波利権という恐ろしい話。
調査の過程で、関西テレビの発表および外部関係者の取材により、番組制作費の内情が明らかとなる。番組一本につき、一社提供である花王から1億円が支払われ、そのうち1500万円を電通が受け取り、4800万円が地方局に、関西テレビも500万円を「電波料」(各社の収入)として受け取る。残りの3200万円が番組制作費として使用されるが、VTR制作費は860万円で、残りの2300万円がスタジオ経費(大半が出演者へのギャランティ)として使用されていた。